映画「Wの悲劇」 演技派女優のW競演

30年以上前、私が中学生だった頃、映画館で観た映画。それを久しぶりにDVDで観た。

女優志願の若い女性が、大女優のとんでもない申し出を引き受けた報酬に、大舞台劇の主役に抜擢される。彼女は、見事にその演技をこなすのだが・・・。

ストーリー設定と展開が、かなり強引に思えたが、俳優の演技力にかなりの説得力があった。特に、二人の女優。主演の薬師丸ひろ子と準主役的な存在の三田佳子だ。

1980年代の若手人気女優とキャリア女優のコンビには迫力があった。

以前、とある舞台劇で二枚目を演じた俳優が、舞台の外では何の変哲もない人物に変わっていたのを目撃したことがある。なるほど、俳優とは、美男美女であるだけでなく、美男美女を演じられる人たちなのだと自覚した。

こんな台詞が印象に残る。「赤ちゃんに大人を演じろと言われても、できないが、大人が赤ちゃんを演じることはできる」。演技とは、客観的に役を理解し、なりきるということを意味するのだろう。

ちなみに、この映画の中で脇役として出演していた高木美保は、その後、昼メロ史上最高視聴率を誇った「華の嵐」でヒロインの貴族令嬢を演じた女優である。

この「華の嵐」についてもいずれ語りたいと思う。

この映画は舞台劇制作を巡る人間模様を描いたものだが、その舞台自体を実際に観てみたいと思った。山荘で繰り広げられる殺人事件のミステリーと謎解き。

舞台劇は、演技がドラマや映画と違い、やや大袈裟になる。また、効果音や照明も手の込んだものにしている。それが、映画と違う。これまで、映画を舞台化したものといったら、「細雪」と「風と共に去りぬ」を観たことがある。

映画とは違った味わいを感じる。この映画では、映画ドラマの面白みと舞台劇の面白みを対比しながら、表しているのが特徴だ。

因みに、最近、私は舞台劇に関心を持っていて、舞台劇の台本でも書きたいと思っている。それについても、今後いろいろと語りたい。

# by masagata2004 | 2016-09-23 03:20 | 映画ドラマ評論 | Trackback | Comments(0)

沖縄で体感する真の民主主義

先週、沖縄に行った。海水浴に行って来たわけではない。民衆の戦いを観て、また加わるためだ。
これについては、この沖縄カテゴリーを読んでいただけると分かると思う。

場所は、今一番ホットな東村高江。ここは、米海兵隊の北部訓練場の一部返還に伴い、交換条件とした6つのヘリパッドの建設が進むところだ。

そもそも返還地は、米軍が使用不可能となったところであり、また、新しい基地にはオスプレイという騒音と欠陥で問題となった機種が配備されるため、高江に住む住民の生活が脅かされ、ノグチゲラなどの絶滅危惧種の環境への破壊が予想される。

そのため、県内外の多くの人々が反対運動に参加している。

問題となっている現場は、N1裏と呼ばれるところ。この地図を見てもらうと分かりやすいのだが、N1の丸2つが現在、森の中で建設が進んでいるヘリパッドの地点。
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N1裏は、それを横切る点線の下の道と交わるところ。そこに反対派の人々は座り込みテントを張っている。
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実をいうと、ここは、今年の7月中旬まではこんな感じであった。
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なぜ、大きなテントが張られ、より多くの人々が集うようになったかというと、N1の点線の上の入り口から、工事車両が入るようになり、その工事車両が、別のHとGの地点に移動するための通過点としてN1裏が狙われているからだという。

7月下旬まで、N1表といわれた点線上の入り口には、座り込みテントが張られていたが、機動隊により排除され、現在は警備員で厳重に固められている。以前と、現状の写真の比較。
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さて、N1裏テントでは、

続く
# by masagata2004 | 2016-09-06 11:47 | 沖縄 | Trackback | Comments(0)

映画「シン・ゴジラ」 さよなら、アメリカ

『シン・ゴジラ』に不満の花田紀凱編集長

私にとっては、怖くもかわいくもあるゴジラ。ある種のキャラとしてゴジラを観ている。
フルCGということで、どんなものかと思い、暇つぶしに観にいった。評価は、まあまあ。

今回の最新の映画は、ハリウッド版のゴジラに影響を受けたものだと思える。特に、原発と関連づけたところがそうだ。ゴジラは福島第一の危機を、そのままゴジラにしたような感がある。

そういえば、30年ぐらい前に観た沢口靖子が出演していたゴジラでは、ゴジラが浜岡原発に上陸して原子炉をとって、放射能を吸うシーンがあったので原発批判が盛り込まれていると思ったのだが、今回はリアルな原発事故がモチーフ。まるで、この映画のためにあの事故が起こったと思えるほど。

因みにCGを使っているだけあって、30年前に観たものとは映像の迫力が断然違う。模型だと模型と分かってしまうよね。

もう一つ気になったのは、米軍の存在。映画の中では「我々は彼の国の属国」「相変わらず押しつけがましい」「残留物を勝手に持ち去った」と不満を述べるシーンがたらたら。ただ、米軍が協力したりして、「さすが米軍だな」というシーンも。だけど、所詮は、彼らの利益のために動いているに過ぎないと分からせられる。

映画の中では、女性防衛大臣が「米軍は前には出ません。支援する立場です」と発言する。これは日米防衛ガイドラインに規定されていること。日本には、防衛のprimary responsibility(主要なる責任がある)と決まっている。外務省は「主体的に行動する」と意図的な誤訳をしているが、アメリカは、つまりのところ日本の防衛義務は負っていない。日米安保条約も、あくまで、有事の時点で大統領と議会が承認した場合にのみ、防衛行動にでるとなっている。
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原発事故の後に「トモダチ作戦」が繰り広げられたが、あれもしっかり費用を請求された。もっとも、米軍の援助がなければどうにかなっていたかというわけでもない。災害援助なのだから、自衛隊で十分できたことだし、そうでなければならない。

悲しいことに、この作戦に参加した原子力空母ロナルド・レーガンの乗組員は強い放射能を浴びて、ひどい健康被害に悩まされながらも、日米両政府から補償を受けられることなく、東電を訴えているとか。アメリカは自国民さえも、大切にできないという悲しい事態。

アメリカは傲慢だが、今や超大国ではない。GDPの世界比率は、全体の16%程度。もう世界を押さえられる力はなく。国内では貧富の差が拡大。だから、トランプが大統領になりそうな事態を招いている。

私の勝手な解釈だが、この映画は「日本人よ、危機は自分で対処せよ。アメリカはあてにならないよ」という意味が込められているように思える。

だからこそ、沖縄に彼らのために新基地作ってやるような愚行は止めなければいけない
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写真は、沖縄県東村高江の海兵隊北部訓練場メインゲートの前で新ヘリパッド建設に抗議する人々の様子。(2016年7月2日)
その後、東京の新宿でも抗議デモが開催された。
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この問題に関しては、やんばる東村 高江の現状 をご覧ください。現在、とても深刻な事態に。多くの人の協力が必要!!
# by masagata2004 | 2016-08-18 15:57 | 映画ドラマ評論 | Trackback | Comments(0)

日本新党の頃を思い出す

東京都知事に女性初の小池百合子氏が当選。

鳥越氏を応援していた人たちは、彼女を女石原慎太郎だと揶揄するのだが、実際、彼女は、55年体制以降初めての政権交代となった日本新党の頃のマドンナ的な存在として政界にデビューした人だった。

そのころ、私はアメリカにいて、CNNの有名なトーク番組「ラリーキング・ライブ」で、小池百合子が出演して、流暢な英語で番組のホストのラリー・キングと会話をしていたことを思い出す。

はきはきとした英語が印象的だった。そのとき、テレビのキャスターだったのに政治家に転身したのはなぜかと問われ「火事になっている家をレポートするだけではたまらず、火消しに回ることにした」と応えたことを思い出す。

そのとき、まだ若かった私は、彼女と細川代表の日本新党に期待を抱いていた。

まあ、あれから紆余曲折を経た現在、都知事に転身であるが、どう評価していいのかわからない。案外、期待してもいいのかもしれない。鳥越氏は、キャリアの点では明らかに劣るような気がするし、都知事というポジションなら、何とかやれないこともないんじゃないと思える。

まあ、首都の長、総理に次ぐ大きな予算を握るポジションに女性が就いたということは、歴史的にみて悪いことではないと思う。それほどまでに、日本の女性の社会的地位は低いから。

何となく、海の向こうのヒラリーよりは、ましな感じがする。まあ、その程度かな。
# by masagata2004 | 2016-07-31 23:00 | 時事トピック | Trackback | Comments(0)

映画「北京の恋」 同名の小説をブログに投稿

この映画は、以前から観たいと思っていた。

というのは、この映画が上映されていた頃、中国に留学して、丁度、北京で反日暴動事件が勃発したころだったので、それをテーマに、自らの留学体験と織り交ぜて小説をこのブログに投稿したので、親しみを持っていた。だけど、その時は映画を見損ねた。

最近、レンタルDVDで、この映画を発見。借りて観た。

ストーリーは、京劇を学ぶため北京に来た日本人女性を、年老いたかつての京劇スターが迎い入れる。そのあと、そのスターの息子がやって来る。彼は、若き京劇のスター。日本人の女性と若きスターは、日中の過去の歴史と文化の違いを乗り越え、愛し合うようになるのだが、彼女の祖父から来たメールが思わぬ影を落とす。

感想としては、全体的に、非現実的な日中友好プロパガンダというところか。特に餃子の件は、フィクションといえども大袈裟すぎる。現実に万にひとつもそんなことが起こったとは思えない。

当時の日本軍が、いくら中国人を憎み、さげすんでいても、そんなことをしたとは思えない。ただ、南京虐殺事件では、兵士の証言で「血塗れた河の水を拾い、それでご飯を炊いた」というものがあったから、兵士がそれほどまで精神が異常な状態にあった可能性はなくもない。

まあ、上官が部下を懲らしめる意図でそんなことをしたというのなら、説得力はあったと思うが。

意外にも印象に残ったのは、かつての京劇のスターが、戦後生まれでありながら、日本軍のせいで京劇を辞めざる得なくなった理由。それは、文化大革命の時代、自分の父親が親日だったという理由で、声をつぶされるほどの仕打ちを政府から受けたということ。

まあ、なんにせよ、日中はお隣さん同士。仲良くしないといけないね。
# by masagata2004 | 2016-06-05 21:50 | 中国 | Trackback | Comments(0)


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