布施論説委員の記事を提供したのは私ですよね

毎日新聞 布施 広 論説委員にグッジョブ(`∀´)b を

先日の高畑論説委員の記事を哂うに対するコメントで、毎日新聞のいい反応として、布施論説委員の記事を紹介したのは、この私、マサガタですよね。それとも、志葉さんがすでに発見して、うなづくように反応しただけなのかな。以下が、志葉さんの私のコメントに対するコメント。

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Commented by rei_shiva at 2004-11-22 13:34
マサガタ さん:
>毎日新聞から、いい反応がありましたよ。案外、良心的なんですね。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20041122k0000m070143000c.html
「陸自を早期撤収し「追従」脱した支援を 布施 広」

 要するに、両論併記ってやつですね。これだけ違う主張が社説として間を置かずに出てくるところが、毎日新聞の面白いところかもしれません。社説なのに、署名入りというのも面白いかと思います。

 私は、別に自衛隊派遣延長を毎日の論説委員が主張しても全然かまわないと思います。それが、事実を徹底的に突詰めて様々な角度から検証しての結論であるならば。ただ、責任ある立場の人が、論理的欠陥だらけで、現実を無視しているとも言えるような主張を(繰り返し)していることに我慢がならないのです。
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お暇であれば、私なりのイラク戦争の論説をお読みください。私はイラク戦争と日中戦争を比較してみました。もしかしたら、JanJanの記事になるかも。

(題:ファルージャと南京、イラク戦争と日中戦争)

「ブッシュ大統領の再選後、イラクのファルージャで米軍の攻撃が激しさを増している。これは、来年1月に行われる選挙の前に都合の悪い抵抗勢力を抑え込もうという米国の意図によるものだと思われる。
ファルージャでは、一般市民も数多く巻き込まれ犠牲になっていると聞く。そもそもこのイラク戦争は、大儀の非常に怪しい戦争であった。イラクには、大量破壊兵器もなければ、アルカイダとの関連もない。アメリカ帝国主義による侵略戦争といっても過言はないのではと思う。
日本は、この戦争に自衛隊を人道支援の目的で送っているが、この戦争を、所詮はアメリカの戦争と考え、模様眺めしている雰囲気がある。まるで、我々なら、こんなバカげた戦争を起こしたりはしないのだといわんばかりに思っている。反戦運動に興じている方々も、アメリカだからこそ、こんな戦争をするのだと考えているのでは。

実のところ、我が日本も、かつて大日本帝国と呼ばれていた時代に似たような侵略戦争をしたことがある。1931年の満州事変から始まった日中戦争である。満州事変は、当時、中国北部の満州に駐留していた関東軍が、南満州鉄道を爆破し、それを現地の軍閥であった張学良率いる東北軍の仕業と偽り、自衛の名目で満州一帯を占領、その後、満州国という傀儡国家を築いたのである。
その後、戦線は拡大し、1937年、国民党政府との間で本格的な衝突が起こり、戦争は泥沼化していくのである。この中で、現在のイラク・ファルージャで起きているような一般市民に対する虐殺も行われた。当時の国民党政府の首都、南京で行われたいわゆる南京大虐殺である。
この事件は、歴史家や政治家の間でしばしば議論の的となる事件で、つい最近も集英社の週刊漫画で、この虐殺を取り上げた場面が、地方議員などの反発を買い、修正・削除を余儀なくされる事態に陥ったほどだ。南京虐殺などなかったという主張をする人が数多くいる証拠だろう。
しかしながら、南京虐殺は、実際に起こったことである。日本政府も認めているし、被害者や加害者である元兵士などから数多くの証言がある。否定派の人々も、実際のところ事実と分かっていながら、政治的な意図で否定しているのが、現実なのである。

ファルージャで非戦闘員である一般市民がなぜ殺されるのか、市街を舞台とした戦場では、一般市民も戦闘員も区別がつかないのだ。南京では、一般市民は便衣兵(平服を着た戦闘員)とみなされ、虐殺された。ファルージャでは、成人男性は、戦闘員になりうるとして誰も市外に避難できなかった。そのうえ、占領する側の兵士が極度のストレスにさいなまれ、一般市民と分かっていても、敵側の人間に寛容には振舞えなくなるのだ。

イラク戦争と日中戦争が共通するのは、帝国の大儀なき侵略戦争・傀儡国家の成立以外に、この戦争における過程とそれを支える世論である。過程の話で言えば、どちらも社会不安を発端に起きたこと。イラク戦争が9.11の同時多発テロだとすると、日中戦争は、世界恐慌によるどん底の不況である。そして、いざ戦争が開始されると、メディアも世論も現状を追認してしまったことだ。
イラク戦争では、アメリカの大手メディアは、政府に都合のいい偏った情報しか流さず、またそういう情報を流すメディアが、視聴率や売上げ部数を伸ばした。日中戦争でも同じことが言える。あの朝日新聞でさえ、紙面を軍部礼賛の記事で覆い、戦争の後押しをした。南京が陥落したときは、祝いの提灯行列が街頭で行われ、人々は大喜びだった。

その日中戦争当時のアメリカはというと、外交では孤立主義を取りながらも、日本をドイツとイタリアと同等に「悪の枢軸」と名指しした。アメリカでは南京虐殺は、大きく取り上げられ、日本は「人道の敵」と言われた。そこから、アメリカの世論は、中国人に同情を寄せ、日本に対して経済制裁を行うことをよしとした。日本は、その制裁にたまりかね、軍事強国アメリカを相手に真珠湾攻撃を行い、無謀な戦争に足を踏み入れるのである。

歴史は、繰り返すというものだが、たいてい人間とは似たような原因で似たような行動を起こす生き物だ。だが、皮肉なことにかつて、日本を非難したアメリカが、同じような愚行を犯している。

だが、面白い違いもある。アメリカでは、ここに至って激しい反戦運動が起こり、大統領選では、国論を真二つに分けるほどの議論が交わされた。アメリカの大手メディアであるNBCは、自国の兵士が無抵抗なイラクの武装勢力を撃ち殺す場面を報じた。ここに来て、揺り戻しが起こっているのである。今さらなんだと思うが、日中戦争は、日本が原爆を落とされ打ちのめされるまで終わらなかった。戦争が終った後に、満州事変が謀略であることを国民は知らされた。誤った方向に回ったネジを自分たちの力で戻すことができなかったのである。

また、もう一つ大きな違いがある。これは、日本とアメリカを比べてのことではなく、同じ時期に敗戦を経験した日本とドイツとを比べてのことだ。ドイツは、このイラク戦争では兵を派遣してはいない。ドイツは、日本と違い、憲法上、他国に兵を送ることが認められている。また、徴兵制さえもある。それでも、自国の方針として派兵を拒否し、また、イラク戦争も支持はしていない。この違いは、どこにあるのか。それは、一方は、かつての敗戦を自ら総括し、一方は、曖昧にしてきたことだ。南京虐殺を否定する運動が、その曖昧にしてきたことの象徴である。そして、我々は、今、そのつけを払わされている。占領軍とみなされ要らぬ反感を買われながらも、政府は自衛隊を撤退させることができない。自分たちの方針をきちんと決めれず、強国の圧力に追従するしか頭が回らないのだ。

我々は、これを機会に過去の歴史を真正面に振り返るべき時に来ているのではないだろうか。南京の虐殺と日中戦争に関しては、12月11日午後6時、東京都の亀戸のカメリア・プラザで中国の生存者による証言会が開かれる。お問い合わせは、「ノーモア南京の会」(http://www.jca.apc.org/nmnankin/index-j.html)まで。
by masagata2004 | 2004-11-23 23:54 | メディア問題 | Comments(1)
Commented by rei_shiva at 2004-11-24 12:07
シバレイです。布施論説委員の「視点」は、私もすぐにみつけたんですよ。それに朝刊で見ましたし。取り急ぎ。


人生は常に進歩していかなければならない


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