「誰も守ってくれない」 冷静になることの大切さを学べる映画

ある日、自分の家族が犯罪者になってしまい、自分が家族であるという理由で世間のバッシングの標的にななってしまう。警察は、そんな時、あなたの家族をどう扱うか。そんな究極のシミュレーションをした映画だ。マスコミの俗情を煽る報道。所詮は視聴率や部数上昇目当てでしかないのに、事件の全容が分からない内に裁判官になったふりをして、加害者やその家族を断罪する。

警察は、加害者家族がバッシングで自殺したりしないように、姓名を変えたり、子供には就学義務の免除をするように迫る。変な話し、こんな時こそ、冷静にならなければいけない人達が必要なんだとつくづく思う。

主人公である加害者の妹が、ネットで誹謗中傷の標的になる様が描かれていて、そんなこと起こるのかなと思ってしまうが、絶対数、匿名を隠れ蓑にそういうことをする人はいる。それが世の中というもの。怒りのぶつけ先を何とか人は探そうとする。それが無関係で責任のない人であっても。そんな人間心理の恐ろしさも描かれている。

主人公の女の子の演技がその意味で、ドラマ全体を盛り上げていた。

ところで、映画では加害者が未成年者であったことで、少年犯罪が近頃凶悪化しているという声が聞こえてきそうだが、それは全くのデタラメ。詳しくは以下の記事を読んでいただけると分かりやすい。

戦前の少年犯罪」という本を読む

早い話、かつてはマスコミがそんなに騒がなかったからで、実をいうと「今時の若者はなっとらん」という連中の方が若いとき、とんでもない犯罪者だったりするというもの。

感情に流されるのはさがとして、仕方ないにしても、結局は冷静に判断しないと世の中、正常に進まない。そういうことを学ばされる。
 
物事は冷静かつ多角的に自らの立場を別の立場に置き換えながら考え、ことの解決を計らなければならない。
 
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by masagata2004 | 2009-09-09 17:26 | 映画ドラマ評論 | Trackback | Comments(0)
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