映画「沈まぬ太陽」 うわああ、どろくせえ!!

今日は映画の日、映画が1000円で観られる日だというので、行って来たのだが、結果は、期待ほどではという感じ。山崎豊子といえば、「白い巨塔」が有名だが、舞台を病院から航空会社に移したという感じで、ちと私の世代には、きつすぎる内容。長い映画だったので、観ていて疲れる。テレビで放映するか、DVDで観るのが適当かなという感じ。

ストーリーは、JALをモデルにした国民航空の労組の委員長であった男が、会社の分断工作により、海外勤務を命じられる。その後、かつての同志がライバルになるなど状況はひどくなっていくばかりとなる。企業、政治、どろどろとした人間関係。だけど、私なんて、そういうの聞くと、さっさとやめてしまえよ、と言いたくなる。家庭もあることだし、もっとましな仕事も探せるだろうって。それがやめられないのが、企業を共同体としたベタベタ付き合いを美徳とする前世代。それなのに、陰険な奴らばかりで、ひたすらいじめられる。

しかし、これがフラッグシップキャリアのJALの内情だったなんて思うと、ぞっとする。映画では、1985年の123便大阪行き墜落事件がメインとなっている。ああ、こんな状況だったなんて思うと悲しくなった。遺族への補償に対してもがめつい論理がはたらいたらしい。まあ、それが企業というもんだろう。でもって、JALっていうのは、以前から聞いていたが、旧運輸省の天下り先なのである。

この映画の中では、株主優待券をチケット売買ショップに売り工作資金を稼ぎ出す場面がある。なるほど、先日、飛んだ格安羽田・那覇便チケットも、そういうプロセスで販売されたのかと分かり納得。ちなみに、那覇から羽田に戻る便で、離陸の時、泡盛で酔っていて、シートベルトを外して座席を変えた後、フライトアテンダントから、注意を受けたことを思い出す。とっても感じがよかった。申し訳ない気分になったが、でも、そんな人が勤めている会社の内情が、こんな感じだったのね。昨今は、政府による財政支援策で注目を浴びているJAL。内部の腐敗のツケが今、やって来たという感じだ。

私のようにドライで実利主義な人間にとっては、こんな世界の論理はどうでもいい。そんな内容だ。ただ、それでも、こんな責務を担ってくれる人々が世の中にはいてくれるんだなっということ。これだから、企業は悪だとか、政府は悪だとか、言ってみても仕方ない。付き合っていかなければ。ただ、上手に付き合い、しかし、しっかり監視もしていく。全否定しては、身も蓋もない。個々が生きていくためには、組織とか国家の扶助なしにはやっていけないのだから。もちろん、妄信は、けっしてしてはならん!

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by masagata2004 | 2009-11-01 20:55 | 映画ドラマ評論


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