子だくさんのところほど子供は大事にされない

政府の有識者委員会が日本の少子化を危惧している。しかし、モルガン銀行東京支店長などを務めてきた藤巻健史氏は、少子化は本当に経済に悪影響を与えるのだろうかと疑問を呈する。***大海のごときミシガン...
政府が少子化を深刻に受け止め、多大な予算を使って対策を練るそうな。

少子化に対して、それが特に国家の経済にとって悪いことなのかという議論がある。もし悪いなら、何を為すべきかという議論が続いて起こる。

しかしながら、ここで述べておきたいのは、日本の出生率が高かった時代、まさに「産めよ、増やせよ」などというスローガンが横行していた時代、子供が今ほど大切にされていたかということである。

かつて日本には「口減らし」という言葉が使われていた。これは、産まれた子供を海に捨てたりした習慣だ。

また、農村などで子だくさんだったのは、子供を労働力として使い、場合によっては奉公などに売り飛ばす手段としていたからである。

1983年のNHKの朝の連続テレビドラマの「おしん」は、そんな貧しい農家の娘が主人公だったが、売り飛ばす時に母親が悲しんで見送るシーンが有名になったが、意外にもあっさりと売り飛ばしたのが現実ではと思う。その時代の農村では、ごく当たり前の慣習だったからだ。

現在、放送されている連続ドラマの「花子とアン」では、「おしん」にも重なるところがある。主人公の女性は、貧しい家庭に育ちながらも、給費生として当時としては富裕層しか受けられなかった高等教育を受け、プロの翻訳家となる。だが、彼女以外の兄弟姉妹は奉公や養子に出されてしまったという。父親は彼女だけ才覚があると考え期待をかけ、他の兄弟姉妹を犠牲にしてでも、高等教育を受けさせたのだ。

海外に目を移せば、欧州のグリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」が、いわゆる口減らしで森に置き去りにされるストーリーが代表的だ。童話では継母がそうするような経緯だが、この童話の元となった現地の言い伝えでは、生活が苦しく実の母親がそうするということになっている。

最近、「家族は仲良くやっていこう。子供は宝」というスローガンを振りまく人々がいるようだが、現実論からいうと、かつて子供はそれほど大切にされてきたとは言い難いのである。

むしろ、今の方が豊かになり大切にされお金をかけるようになったから、子供は少なくなったといえる。
by masagata2004 | 2014-06-01 15:12 | ライフ・スタイル | Trackback | Comments(0)
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