映画「ウォルト・ディズニーの約束」 あこぎなディズニー商法

1960年代、ウォルト・ディズニーが児童向け小説「メリー・ポッピンズ」の映画化権利を獲得するため、原作者の女流作家と交渉する様子を描く。

早い話、ディズニーの自画自賛的な映画。

ディズニーはただの商売人じゃないよ、本当にファンタジーを愛していた人なんだということを、一般視聴者にイメージさせる戦略で制作したという意図が読み取れる。

そもそも映画では権利獲得とのために作家と苦々しい交渉を繰り広げるが、実話では、作家と会う前にすでに権利獲得はすんでいたうえで内容の交渉をしたというのだから、明らかにフィクション。

そして、ディズニーが子供の頃、苦労した思い出話を持ち出したりして、観客に御涙頂戴の誘導。

そりゃ、実際そうだったのだろうけど、ディズニーの成功を揶揄する人たちに、それでもディズニーは夢の象徴なんだと印象付けたいばかりの流れ。

ディズニーに関しては、創始者ウォルト・ディズニーを含め批判が多い。彼は、性差別者であり、人種差別者であったことで有名だし。過去のディズニー映画には、人種差別的な表現がたくさんある。ちょっと前までは、お姫様が白人の男に助けられるストーリーラインがフェミニストたちに批判されてきた。

最近、時代の流れに沿って「アナ雪」のような自立する女を描いた登場人物を出しているが、これも一種のマーケティング。別に敬意を払うべきことではない。

そして、昨今ではTPPの交渉で話題となっているように著作権保護期間の延長問題でディズニーの影響力が端々にみて取れる。

私もディズニーは、そんなところが嫌い。




ディズニーランドに行ったことはあるが、まあ楽しいけど、出来過ぎたつくりものキャラクターが気に食わない。ぬいぐるみにレプリカの城。そこには、愛や情は感じられない。

ある意味、白人帝国主義の権化ともいえる。そういうものだと割り切って楽しむうえではいいかもしれない。

「アナ雪」に関しては、ちっともいい作品とは思わない。CGアニメはちゃちな感じがする。「ありのままで」はいい歌だと思う反面、売れる作品になるように仕立てられたような洗脳的なメロディや音節が聞き取れ、不気味さを感じる。

あ、そうだ、そんなディズニー的なものを批判する意味の小説をいつか書きたいと思っている。舞台は、浅草と、ディズニーランドとその近くの人工都市を合体させた街。

うーん、面白い作品になりそうだ。

思うに、ディズニー的なるものは、はたして21世紀に生き残れるのだろうか。


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by masagata2004 | 2015-08-17 20:38 | メディア問題 | Trackback | Comments(0)
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