沖縄での年越し体験レポート
自分でもよくわからないが、沖縄の普天間米軍基地移設問題は、どうもしつこく頭をよぎる。移設先となっている辺野古については考えない日がないくらいだ。
そして、2009年から、12回目となり、今までで一番長い期間、12月から1月上旬まで、辺野古に滞在。そこで、抗議活動に参加した。
辺野古の米海兵隊キャンプ・シュワブの工事車両用ゲート前では、座り込みをして、機動隊によるごぼう抜きを体験。それはまるで、空中遊泳のようであった。体の力を抜き、重く運びにくくするため、寝ている状態で天空に浮いている状態になった。
そして、埋め立て予定地の海の上では海上保安庁の海猿たちと対面。埋め立て予定地はフロートをめぐらし、そこに入るなと警告をする海猿に対し、カヌーと船で我々が抗議。我々がカヌーと船で合わせて20人程度に対し、海保のボートは数人が10隻以上。一人に対し、数人の割合で海猿がいる状態だった。
陸でも海でも、公権力の抗議に対する弾圧は過剰といえるものがある。
抗議に対する弾圧は、公権力以外にもあった。それは、自称右翼と思われる人たちの浜辺での座り込みに対する抗議演説。
2時間半にもおよび、延々と、我々に対する、くだらない批判というか、悪口の連続をのたまっていた。その中で我々を「外国勢力の手先」という場面があったので、私は「A級戦犯を処刑した米軍の手先」と言い返したが、それに対して軍団のリーダーは「A級戦犯は事後立法の東京裁判で不当にも処刑されて・・・」と演説。一応、右翼らしいところは見せたが、彼らの行動の矛盾が如実に表れた形だ。
だが、希望に溢れる体験もした。
これまでの沖縄旅行で最も美しい光景を目にした。初日の出だ。
元日の午前7時に浜辺に行き、徐々に上る初日の出は実に美しく、今年こそ勝利を我らの手にできそうな予感がした。
しかしながら、現地の現実を垣間見る体験もした。それは、辺野古のある名護市の繁華街名護十字路にある飲み屋での体験だ。
そこの店主が私に「あなたは反対運動で来たものか?」と訊くので、そうだというと「そのことで俺たちは、迷惑している」と言い出し、なんでも店主は本土から移住して10年にもなる人で、反対運動の度に本土人(沖縄ではナイチャーと呼ぶ)として肩身の狭い想いをしているというのだ。
「どうせお前らは、騒いだ後に帰っていくのだろう。住んでいる人の身にもなってみろ」「お前らが座り込むせいで工事の作業員は家族を養えなくなっているんだぞ」「沖縄は文化も本土と違い、復帰も遅れた。なので、本土の人間があーだ、こーだ、口出すことじゃない」などなど。しまいには「お前らのしていることはテロだ」と金を払う客に対してののしる始末。
いろいろな人がいるということだ。一応、私は「この問題は沖縄だけでなく、日本全体の問題としてとらえている。辺野古の新基地は国民の税金で造られるのだから、仮に現地の人がいいといっても、容認できるものではない」と言い返しておいた。ちなみに、ここで食ったホルモンとエビの揚げ物はおいしかった。
なので抗議は続く。辺野古の海を壊してはならない。これからも監視と抗議は続けていきたい。
そして、2009年から、12回目となり、今までで一番長い期間、12月から1月上旬まで、辺野古に滞在。そこで、抗議活動に参加した。
辺野古の米海兵隊キャンプ・シュワブの工事車両用ゲート前では、座り込みをして、機動隊によるごぼう抜きを体験。それはまるで、空中遊泳のようであった。体の力を抜き、重く運びにくくするため、寝ている状態で天空に浮いている状態になった。
抗議に対する弾圧は、公権力以外にもあった。それは、自称右翼と思われる人たちの浜辺での座り込みに対する抗議演説。
だが、希望に溢れる体験もした。
これまでの沖縄旅行で最も美しい光景を目にした。初日の出だ。
元日の午前7時に浜辺に行き、徐々に上る初日の出は実に美しく、今年こそ勝利を我らの手にできそうな予感がした。
しかしながら、現地の現実を垣間見る体験もした。それは、辺野古のある名護市の繁華街名護十字路にある飲み屋での体験だ。
そこの店主が私に「あなたは反対運動で来たものか?」と訊くので、そうだというと「そのことで俺たちは、迷惑している」と言い出し、なんでも店主は本土から移住して10年にもなる人で、反対運動の度に本土人(沖縄ではナイチャーと呼ぶ)として肩身の狭い想いをしているというのだ。
「どうせお前らは、騒いだ後に帰っていくのだろう。住んでいる人の身にもなってみろ」「お前らが座り込むせいで工事の作業員は家族を養えなくなっているんだぞ」「沖縄は文化も本土と違い、復帰も遅れた。なので、本土の人間があーだ、こーだ、口出すことじゃない」などなど。しまいには「お前らのしていることはテロだ」と金を払う客に対してののしる始末。
いろいろな人がいるということだ。一応、私は「この問題は沖縄だけでなく、日本全体の問題としてとらえている。辺野古の新基地は国民の税金で造られるのだから、仮に現地の人がいいといっても、容認できるものではない」と言い返しておいた。ちなみに、ここで食ったホルモンとエビの揚げ物はおいしかった。
なので抗議は続く。辺野古の海を壊してはならない。これからも監視と抗議は続けていきたい。
by masagata2004
| 2016-02-05 21:06
| 沖縄
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