ハリウッド映画「沈黙 サイレンス」 宗教とは? 神とは?

すでに小説の原作を読んで評論も書いており、その世界に引き込まれていたので、映画は、初日公開の日に観に行った。感想は、全く期待を裏切るものではなく、原作通りのイメージで、原作同様に感動を覚えた。

監督が、カトリック教徒ということが良かったのだろうと思った。ハリウッド映画ということでほとんどが英語(ポルトガル語という前提)だが、日本語で日本人の演技の優れた俳優達が、長崎弁で台詞を言う。情景や衣装も違和感がなく、日本映画と見間違うほどだ。日本市場を意識したためと思われる。ただ、この映画の初公開は、バチカンで、聖職者達に対してだったというのだから凄い。万国共通で理解できる内容だったらしい。

江戸時代初期のキリスト教禁教令により、キリシタン弾圧の激しかった長崎に、ポルトガルから二人の宣教師が密入国する。彼らの目的は、弾圧と拷問の末、棄教した神父を探すことであった。そして、隠れキリシタンの村にたどり着くのだが、彼らの存在は現地の奉行に知られることとなった。





さて、捕まった末、一人は信者と共に殉教して死に、もう一人は、すでに棄教した神父に説得され、キリストの彫られた踏み絵を踏んで棄教する。原作同様に、彼は、日本で生涯を終え、仏教の寺で火葬される。

映画では、その火葬の中で、キリスト教を完全に捨てたわけではないという意味の描写がある。

ちなみに、原作でも示されているが、この物語は実在の人物をモデルにしたもの。そして、その人のお墓もある。映画を観たこともあって、そのお墓と記念碑が置かれているところを訪ね、お参りをした。

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この映画で大事なのは、信心とか、信仰や祈りは、けっして、自らや他の人が救われるからために行うというものではないということ。仮に神がいたとしても、何かしてくれるとは期待できないということだ。だからといって、信仰を持つことが矛盾するというわけではないということでもある。

いろいろな生き方や、考え方が存在するということだ。

でもって、私は思った。キリストか御仏か、八百万の神かしらないが、神は存在するのだ。ただ、常に沈黙しているだけだが。

ふと、ごく最近、それを思わせる体験をした。ちょっとしたことだったけど。スキー場で洒落込んで着物の羽織をウエアの上に着て滑ったのだが、その姿を写真に撮ろうと思いながら、いいスポットはないかと探していたのだが、すると、「山の神」の鳥居と遭遇。周囲には誰もいない。自分一人で撮るのは難しいと、どこかでセルフで撮れないかと、まごまご周囲を見渡していたら、スキーヤーに遭遇。写真をお願いすると撮ってくれた。そして、下のようなベストショットをくれた。彼に感謝だが、同時に神にも感謝。それを指し示すように神様とツーショットである。
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そんなこともある。だけど、期待しすぎてはいけない。自分自身で最大限の努力もすべし。


by masagata2004 | 2017-01-30 21:54 | 映画ドラマ評論


人生は常に進歩していかなければならない


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