小説の強み
只今、このブログで自作小説を連載中ですが、趣味小説家マサガタが、ちょっと一息入れて、小説の映画・アニメ・漫画にない強みというのを語りたいと思います。
まず、小説だと人物の内なる感情を直に表現しやすい。言葉でずばりと。
映画やアニメ・漫画だとせりふで言わせるか、表情で表すか、仕草などで表すかなどで間接的にならざる得ず、視聴者や読者には分かりにくかったりする。ナレーションを使う手もあるが、それだといろいろと制約があるし、ナレーションを使わないのがこれらのドラマ表現の特徴。
また、物語の時代背景などを文章で説明でき分かりやすかったりする。
映画では制作費や技術的な制約でできないスケールの大きい場面を表現しやすい。あくまで文字を読んで読者が想像するんだけど。
アニメや漫画だと、その意味では最も優れているかも。
登場人物の年齢の変化を気にしなくていい。もちろん、文字で表現するだけのことだから。アニメと漫画も、まあ可能であるが。映画だと俳優の実年齢(見かけ年齢)前後7歳ぐらいが普通限度。ちなみに現在の私の連載小説は、なんと27年間の年齢変化が起こる。ついでに主人公は、髪の毛の色で人種を変えられる特殊な外見。実写は不可能に近い。
そして、小説は究極のオン・デマンド・エンターテイメントで分量制限を基本的に受けない。出版の場合、印刷コストの関係でページ数制限を受けるかもしれないが、基本的に作家の好きなだけの分量が書ける。
翻訳小説は面白い例、映画だと時間制限があり字幕は1秒4文字ということで、よくオリジナルから情報がカットされ、吹き替えでさえも、削られたりする。翻訳本だと、その制約がなくオリジナルの情報をそのまま提供できてしまう。
でもって、文章表現の芸術性、視覚ではなく言葉の響き、文字で表現される芸術性が醍醐味となる。
ちなみに、逆に弱い点はというと、
映画などの視覚表現が出来る者は、ある特殊な場面、例えば、過去の時代や海外の場所など、普通の読者がイメージしにくい設定を一瞬で表現できる。特に、私もその辺で悩んでいる。例えば、「蓄音機」なんて言葉を書いても、蓄音機を見たことない人にとっては何のことか分からずつまらない。だが、映画では蓄音機を、さっと映像で紹介できる。ちなみに私は、蓄音機の写真を序章に載せているので、知らない人は見るとよい。
また、大正時代の神戸の異人街や大阪やヨーロッパの都市などの表現にも苦労している。自分だって行ったこともないところだ。
それから、これは映画とラジオ番組の強みだろうが、会話の中の抑揚、言葉の訛りを表現しにくい。連載小説の登場人物には、大阪弁を話す人物が出るが、言葉を大阪弁にしても、大阪弁独自のアクセントは表現できない。
以上、私の思ったところ。
これから、自作小説は後編に差しかかります。
まず、小説だと人物の内なる感情を直に表現しやすい。言葉でずばりと。
映画やアニメ・漫画だとせりふで言わせるか、表情で表すか、仕草などで表すかなどで間接的にならざる得ず、視聴者や読者には分かりにくかったりする。ナレーションを使う手もあるが、それだといろいろと制約があるし、ナレーションを使わないのがこれらのドラマ表現の特徴。
また、物語の時代背景などを文章で説明でき分かりやすかったりする。
映画では制作費や技術的な制約でできないスケールの大きい場面を表現しやすい。あくまで文字を読んで読者が想像するんだけど。
アニメや漫画だと、その意味では最も優れているかも。
登場人物の年齢の変化を気にしなくていい。もちろん、文字で表現するだけのことだから。アニメと漫画も、まあ可能であるが。映画だと俳優の実年齢(見かけ年齢)前後7歳ぐらいが普通限度。ちなみに現在の私の連載小説は、なんと27年間の年齢変化が起こる。ついでに主人公は、髪の毛の色で人種を変えられる特殊な外見。実写は不可能に近い。
そして、小説は究極のオン・デマンド・エンターテイメントで分量制限を基本的に受けない。出版の場合、印刷コストの関係でページ数制限を受けるかもしれないが、基本的に作家の好きなだけの分量が書ける。
翻訳小説は面白い例、映画だと時間制限があり字幕は1秒4文字ということで、よくオリジナルから情報がカットされ、吹き替えでさえも、削られたりする。翻訳本だと、その制約がなくオリジナルの情報をそのまま提供できてしまう。
でもって、文章表現の芸術性、視覚ではなく言葉の響き、文字で表現される芸術性が醍醐味となる。
ちなみに、逆に弱い点はというと、
映画などの視覚表現が出来る者は、ある特殊な場面、例えば、過去の時代や海外の場所など、普通の読者がイメージしにくい設定を一瞬で表現できる。特に、私もその辺で悩んでいる。例えば、「蓄音機」なんて言葉を書いても、蓄音機を見たことない人にとっては何のことか分からずつまらない。だが、映画では蓄音機を、さっと映像で紹介できる。ちなみに私は、蓄音機の写真を序章に載せているので、知らない人は見るとよい。
また、大正時代の神戸の異人街や大阪やヨーロッパの都市などの表現にも苦労している。自分だって行ったこともないところだ。
それから、これは映画とラジオ番組の強みだろうが、会話の中の抑揚、言葉の訛りを表現しにくい。連載小説の登場人物には、大阪弁を話す人物が出るが、言葉を大阪弁にしても、大阪弁独自のアクセントは表現できない。
以上、私の思ったところ。
これから、自作小説は後編に差しかかります。
by masagata2004
| 2005-09-29 21:55
| 自作小説
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