映画「クラッシュ」 多民族社会の苦悩

第78回アカデミー賞作品賞を受賞しました。

新宿駅東口近くの映画館で、今夜見に行った。(2月19日に書きました。)

ロサンゼルスを舞台にした人種間の対立をテーマにした映画だ。

ちょっと訳が分からない映画でもある。お互い不信と偏見を抱えながらも、交錯しながら生きていく姿。

最初のシーンで、アラブ風の男性が銃砲店で、「オサマか」とののしられるシーンがあり、911以後のアメリカがいかに不安定になっているかを表している。

私もアメリカで暮らしていた経験があるので、いろいろと思い出すことがあった。白人の中に、人種差別主義者と思われたくないという思いがありながら、結局、偏見を隠しきれないのが実情。そんな人を何人か見てきた。

多民族社会とは難しいものだ。互いのことが分からず、不信に不信を重ねる。表情の作り方や習慣や感覚の違いが思わぬ誤解を招く。だが、同じところに住んでいるのだから、それでも分かり合っていく努力をしなければいけないのだろうが。

ただごちゃごちゃし過ぎて何が言いたいのか分からない映画であった。結局、肌の色は違えど、みんないい人なんだよと言いたいのかと、実際そんなに生やさしいものじゃないのだけど。

日本でも、最近はいろいろともめている。外国人が犯罪を犯すと、やたらと騒ぎ立てる傾向がある。先週、中国人の女性が自分の娘の同級生の子を刺すという事件が発生した。痛ましい事件で、許されることではないが、同じ事件は日本人同士でも頻発している。民族の違いを問題に出すのはやめてもらいたい。

この映画の中の登場人物も言っていたが、「自分は何に腹が立っているのか分からない」と。一体、最近、みんな何に腹が立っているのだろう。
by masagata2004 | 2006-02-19 21:52 | 映画ドラマ評論 | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from Scene87 at 2006-02-20 00:02
タイトル : ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 -Movie rev..
CMよりもしっかりとジョニー・キャッシュという人物の一生を丁寧に描いた映画だった。昨年の「Ray」からの流れで音楽の作品だと思って観に行ったけど、これは一人の男の一生を賭けたのラブストーリーになる。もちろん音楽も素晴らしかった。 とにかくホアキン・フェニックスが凄い。ギターも歌も吹き替えなしでやり抜いた演技力も凄いけど、スクリーン上の存在感が尋常ではない。栄光を掴む時も、栄光に飲まれる時も、溺れる時も、とにかく目を離してくれない。リース・ウィザースプーンは今までの可愛らしさというよりも強くしっかりと...... more


人生は常に進歩していかなければならない


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