ラテン系メロドラマ「私はブスなベティ」

最近、ネットで見つけた南米コロンビアのコメディチックなメロドラマに夢中になっている。

ベティというブスだが高学歴で優秀な女性がファッション企業の社長秘書となるところから話は始まる。社長のアルマンドは、大のプレイボーイだが、美人の婚約者マルセラがいる。その婚約者は、嫉妬深く社長を見張るために友人を秘書に採用させようとするが、それに反発するアルマンドは、対抗するためファッション企業にはふさわしくないブスのベティを雇うのである。

1999-2001年の間、約2年間、コロンビアで放送された大人気ドラマだったようだ。南米コロンビアの香りが随所にしながら、大胆かつウィットに富んだ会話も楽しめる。メロドラマならではの愛憎劇もおもしろく、ラテン世界らしい個性的なキャラも見応えだ。

結末をいえば、誰もが予想するとおり、ベティとアルマンドは結ばれる。そしてベティは社の重役的な立場に就く。見ていくと視聴者はいつ二人は結ばれるんだとやきもきしながら見てしまう。
特にアルマンドの動向に目が離せない。アルマンドは不思議な男だ。イケメンで女なら引く手数多、美人の婚約者もいながら、自分を満足させる女性を見つけられずにいる。ベティに冷たく当たることもありながら、ベティになぜか惹かれている。

結論から言えば、女は顔ではない、知性だというメッセージがこめられているんだろうか。文学でいえば「ジェーン・エア」に似通ったテーマだ。また、ひょんなことで才能を見いだしてもらえることでいえば少女漫画の「エースをねらえ」とも似ている。童話でいえば「醜いアヒルの子」にも似ている。

女性好みだが男でも楽しめるものだと思う。この手のドラマは、男女問わず感情移入しやすいところがある。それは、誰もが、自分が過小評価されていることに不満をもち、そんな状況が打破されることを願っているからだろう。どん底の状況から、輝かしい栄光を手に入れるまでのすったもんだというのが共感を得られるのだろう。

でもって、面白いことに気付く。コロンビアというとなじみはなく、南米の国家。麻薬のことでイメージが悪く、南米というと女性の地位は低いというイメージがあるのだが、このドラマではそうではないようだ。ベティもそうだが、女性達は、キャリアを持つことに強い意欲を示している。結婚してお嫁さんになるなどとは考えてなく、社長秘書の仕事でさえ、高学歴の女性にとっては、とんでもないという扱い。ベティの父親も「秘書なんてなるなよ」というぐらい、周囲も応援している。
進んでいるんだなと感じさせる。
by masagata2004 | 2006-05-20 12:34 | 映画ドラマ評論 | Trackback | Comments(0)
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