映画「ブロークバック・マウンテン」 カウボーイにゲイは似合わない

そういう感じの映画だった。DVDを借りて見た。

1960年代アメリカ、ワイオミング州でジャックとイニスというカウボーイが出会い、そこから二人の苦難の日々が始まる。

今でさえ同性愛といえば、日本はもちろん、アメリカでさえ社会の扱いは厳しい。ましてや男の中の男とされるカウボーイがそんなんでは大問題。互いに秘め事として逢い引きをするが、やはり秘め事では耐えられない。そんな感じの物語。

ブロークバック・マウンテンという美しい山岳地帯の景色がよかった。が、ストーリーは単調。ゲイのシーンは、女性好みといったところか。しかし、あんなところでは寒すぎないかと思ったが。

ただ、カウボーイとゲイのイメージはどうも重ならない。そもそもカウボーイというのは、アメリカでは孤独な男というイメージが強いらしい。彼ら自身の孤独感はそういうことにマッチしていたが、切ない恋愛感情とカウボーイの荒々しさはマッチしにくい感じがした。

だけど、この映画って台湾人が監督やっていたというのはどうも不思議。台湾人がカウボーイのゲイ物語を描くというのは、何とも国際的過ぎて訳が分からない。

ゲイに関しては、アメリカに留学していた時、ゲイの人がこんなことを言っていたのを覚えている。「ゲイを罪悪視したり、病的に見る社会こそが病気なのだ」と。そんなことを伝えたかったのか。

ところで、男の中の男としてのイメージとしては、我が国ではすでにいなくなったサムライが代表されるが、サムライは、実を言うとゲイ、当時は「男色」と呼んでいたが、そういうことをたしなんでおり、社会もそういうことに寛容であったと。いい例が織田信長である。家来の森蘭丸とはよろしくやっていて、本能寺の変までしっかりと付き添っていたらしい。(*)この辺のことに関して詳しいことをお知りになりたければ、この記事を。

まあ、メロドラマでくさるほど見せられる男女の不倫よりは、新鮮みのある題材なのだろう。

(*)2008年1月23日(主演俳優ヒース・レジャー氏が亡くなった日)に追記。ここに関連記事

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by masagata2004 | 2006-09-26 00:17 | 映画ドラマ評論 | Trackback | Comments(0)
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