映画「エネミーライン 2」 韓国が拉致にこだわらない理由

がよく分かるハリウッド的アーミー・アクション映画だった。

ストーリーは、衛星写真により北朝鮮が核弾頭の発射準備をしていることが判明。それを阻止するため海軍特殊部隊が北朝鮮に潜入する。狙いは事故にみせかけ燃料を失わせることだ。

しかし、特殊部隊の作戦が失敗したらの場合を考え、アメリカはミサイル基地の攻撃を準備した。

それに対し、韓国大使がホワイトハウスを訪れ、攻撃の中止を申し入れる。というのは、そんな攻撃をすれば北朝鮮が報復として、朝鮮半島の休戦を破り多くの韓国人が犠牲になるのを恐れたからだ。大使の姿は毅然としていた。ハリウッド映画には珍しく、東洋人をかなりしっかりとしたキャラクターでとらえている。すごかった。アメリカ人の特殊部隊員を救い、作戦を遂行する韓国人特殊部隊の姿も貫禄ものだった。

つまりは、韓国という国の常に切迫した国情を見事に反映しているのだ。だからこそ、韓国には徴兵制があり、国民一人一人が国家の危機を身にしみて感じさせてられている。だからこそ、6ヶ国協議などで拉致問題を議場に出すのに真っ先に反対するのは韓国なのだ。つまりは優先順位があるからだ。拉致の被害者よりも、戦争になった場合のはるかに大きな犠牲を想定すれば小より大を取る選択をせざる得ないということだ。日本では右も左もその辺の事情がよく分かっていない。

日本では、拉致問題はさんざん政治利用させられ、そのことよりも安全保障に対処すべく北朝鮮との有効なやり取りはあまり冷静に議論されていない。そんなことよりも、情動論が優先で、マスコミもそれに煽りをかけている。指導者といえば、安倍総理、石原慎太郎、政策よりも俗情ベースなポピュラリティで動くアホンダラア。

アメリカにとっては、日本よりも韓国の方が強者に見られているのかな、と考えさせられる内容の映画だった。

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3月12日追記

驚きましたことに、最近、アクセス数が急激に増えています。そのきっかけとなっているのがこの記事だと判明しました。マサガタは映画好きで、また物語を自分で書くことが好きです。ついでにですから、現在、このブログで連載中の自作小説もご覧になって下さい。この記事のテーマとも関連することです。
by masagata2004 | 2007-03-04 23:07 | 映画ドラマ評論 | Trackback | Comments(0)
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