映画「OO7は二度死ぬ」 少年漫画のようだった

1967年作の日本を舞台とした007シリーズの映画。DVDを借りてみて、ついでに特典番組も拝見した。

謎の宇宙船略奪事件の真相を究明するためショーン・コネリー演ずるジェイムズ・ボンドは、日本に潜入する。そこから、ボンド・シリーズの非現実ドラマが展開する。

まあ、それでも日本の描写は、それなりに出来ていたと思う。1960年代なのだから、人力車はないと思うのだが、当時の日本の情景は、そのままの姿だ。ホテル・ニューオータニ、オリンピック体育館、国技館、鹿児島の漁村、姫路城、阿蘇山。

驚いたことにボンドと最初の香港でのシーンで、ベッドで寝そべる中国人女性は、映画「SAYURI」で置屋のばあやの役をした女優の若かかりし日の姿であったことに驚かされる。ちなみに彼女はボンド最新作にちょい役で出ている。

だが、忍者軍団は、どう考えても笑えた。忍者軍団が、近代兵器相手に戦うか。まあ、そういうのを出すのが娯楽映画なんだろうけど。しかし、ハリウッドはすごいよな。ヘリコプターの空中戦の撮影中にカメラマンが足を切る事故を起こしてしまったんだから。でもって、火山の中に作ったロケット基地も撮影のため建設したという。うーん、実に凝っている。

また、悪玉の抱えるペルシャ猫が、怖がってか逃げようとするのを必死で押さえているシーンに気付いて面白かった。昔、あれと同じ猫を飼ってたことがあるのでつい吹き出してしまった。

相変わらず非現実的なのは、あれだけ最新兵器や小道具を使うくせに、なぜ火山の基地を見つけたところで、わざわざ援護を呼ぶため海女の女に海を泳いで連絡をさせたのか。一挙に原始時代に戻った感じ。無線で知らせれば早いのにね。

何よりもショーン・コネリーがカツラと肌の色を変えることによって日本人に化けるというのが凄まじく陳腐。コネリーの紋付き袴姿は知り合いの外人を思い出させた。日本人女性と結婚して8ヶ月で離婚した男。こいつの結婚式写真も紋付き袴で、嬉しそうに笑っていた。離婚の原因は浮気だったと。でもって大のボンド・ファン。もしかしてこの映画をみて日本人女性と結婚したのではないかと考えてしまうほどノリの軽い男だ。

ちなみにシリーズでいつものことだが、ボンドがどんなにセクシーかしれないが、女がこうもほいほい気を許すかよと思う。

ところで、ボンドが勤務しているとされるイギリスの諜報機関MI6によるとスパイとして適している男性とは身長でいえば170センチぐらいだと。いざとなったら群衆に紛れることができる人物である必要があるからだ。この映画ではコネリー氏の長身が目に付いた。特に日本を舞台としているせいだろうか。

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by masagata2004 | 2007-06-19 00:28 | 映画ドラマ評論


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