映画「グアンタナモ、僕達が見た真実」 物見遊山共の自己責任 

というのが総論的な感想だ。おそらく保守的なアメリカ人が見たら、そう一蹴するだろう。

この映画は、2001年の同時多発テロ直後、パキスタン系イギリス人青年4人組が、結婚のためパキスタンに飛び立ち、物見遊山の気持ちでアフガニスタンに立ち寄ったために見舞われた悲惨な体験談を再現ドラマを交えて語るドキュメンタリーだ。

目的は難民救済とか報道取材とかではない。単に面白そうだからという理由である。だからこそ、拘束された後の尋問では不利な立場に立たされた。アフガニスタンで空爆が行われるのは予想されたことだし、その後の混乱も予測できたこと。タリバンの兵士と間違われ、また、アルカイダの一員と間違われたためキューバのグアンタナモに護送されてしまう。そこでは、尋問という名の拷問を受け、2年以上も無実の囚人状態に。

彼らは間抜けだなとも、運が悪かったともいえる。あまりにも無茶な行動をしてしまったがための結果ではあるが、同時に彼らの体験により「テロとの戦い」の名において行われる凄まじい人権侵害が明らかになった。でも、アメリカの政治家、例えばヒラリーなんかも拷問は場合によっては必要な手段だと豪語するぐらいだし。見込み捜査であれ、大惨事を防ぐためなら手段を選ばずだ。自分たちこそ正義と思い込むアメリカの姿勢はどうせ変わらない。アメリカって、そもそもごり押しをする国家なんだし。

青年の一人が「世の中なんてそんなに良くはないのだから」と言い前向きに生きる決心をするのだが、その言葉には、私も共感できた。

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by masagata2004 | 2007-06-23 19:20 | 映画ドラマ評論 | Trackback | Comments(0)
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