映画「戦場のアリア」 戦争って何だろう?
レンタルで借りたドイツ・イギリス・フランスの合作映画。
第1次世界大戦中、フランスとドイツの国境地帯で睨みをきらすドイツ対イギリス・フランス連合軍。クリスマスのイヴに、歌手であるドイツ軍の兵士が聖歌を唱ったことで、奇跡が起こる。三軍の兵士は、それぞれの塹壕から出て打ち解け合い、何と自軍の塹壕攻撃を事前に知らせ、敵軍を自軍の塹壕に避難させるのである。
三国ともキリスト教という共通の宗教がある。それがなせた奇跡なのだろう。そして、国家に翻弄される兵士たちの持つ共通の苦悩が、かえって敵に対して強い絆を感じさせたのだと物語られる。
映画の中で、キリスト教の神父が聖書の「マタイ書」の一部を取り上げ、聖戦ならば敵を殺してもいいのだと、新兵達に説くシーンがとても印象に残った。
マタイ書10章34節:「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ」
イラク戦争を後押しするアメリカでイスラム教徒に対し、ジハードのあるイスラム教は好戦的だと非難する者たちがいたが、彼らだって人のことはいえないということが分かる。
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第1次世界大戦中、フランスとドイツの国境地帯で睨みをきらすドイツ対イギリス・フランス連合軍。クリスマスのイヴに、歌手であるドイツ軍の兵士が聖歌を唱ったことで、奇跡が起こる。三軍の兵士は、それぞれの塹壕から出て打ち解け合い、何と自軍の塹壕攻撃を事前に知らせ、敵軍を自軍の塹壕に避難させるのである。
三国ともキリスト教という共通の宗教がある。それがなせた奇跡なのだろう。そして、国家に翻弄される兵士たちの持つ共通の苦悩が、かえって敵に対して強い絆を感じさせたのだと物語られる。
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マタイ書10章34節:「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ」
イラク戦争を後押しするアメリカでイスラム教徒に対し、ジハードのあるイスラム教は好戦的だと非難する者たちがいたが、彼らだって人のことはいえないということが分かる。
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by masagata2004
| 2007-06-30 21:44
| 映画ドラマ評論
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