淋しい、日本女性の現状

ニューヨーク・タイムズで日本における女性の労働状況に関する記事を目にした。

アメリカからすると、日本女性の立場というのは、かなり可哀想に見えるらしい。

アメリカでは企業管理職の4割以上は女性である。日本では、まだ1割程度。20年前に男女雇用均等法が制定されたが、その時と比べても数パーセントの変化しかない。また、法的拘束力が弱く、罰則は実質的にはない。

男尊女卑の企業文化が要因としてあげられるが、それ以外に、夜遅くまで働かされる長時間労働が改善を阻んでいるらしい。これは、最近の出生率低下の原因ともなっていることだ。

日本が婦人参政権を認めたのは、戦後のこと。だが、それって歴史的に見ると決して他国より遅れていたとは言えないらしい。アメリカやドイツは第1次世界大戦後だが、イギリスは、それより数年後で、その上、年齢制限に男女差があり、決して平等とはいえなかったらしい。日本でも、戦前、参政権運動は盛んで、衆議院だけだが婦人参政権法案が通った歴史がある。

ちなみに欧州でも、イタリアやフランスは戦後に参政権が認められた。ちょっと驚くことだが、フランスでは、1991年まで女性が銀行口座を取得するのには、夫や父親などの許可がないと取れないという差別的な法律があったそうだ。

とはいえ、世界第2の経済大国としては実にふさわしくない女性の現状である。先頃、米連邦議会下院で通った従軍慰安婦に関する謝罪要求決議でも、日本の人権感覚が問われた。恐ろしいことに「当時は、公娼が当たり前だった」、「どこの軍隊でもやっていた」という弁を堂々と述べる政治家や識者がいたのには、呆れた人も多かったのではないか。これは障害者、難民、同性愛者など他の人権問題にも同じことが言える。日本は人権という意味では「先進国」だとは言えない。実に情けない。これでは日本人であることを誇りに思って生きていくことがむずかしい。


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by masagata2004 | 2007-08-06 21:02 | 時事トピック


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