「マスター・アンド・コマンダー」 戦争・環境破壊大好きな白人

帆船航海の壮大さを描く迫力ある映画だったが、そんな不快な面も強く感じさせる内容だった。

話しは、19世紀初頭、南米沖を航行中の英国軍艦が、突如、フランスの軍艦から攻撃を受ける。何とか逃れたものの、敵艦の性能はかなりのもので反撃がままならずかなりの損壊を被る。艦長は、その雪辱を晴らすためフランス軍艦を追跡し反撃を試みる。

過酷な航海において、様々な出来事が起こる。嵐でマストと共に船から落とされた船員をやもえず見殺しにしたり、自分が呪われたと思った士官の自殺など。珍獣の宝庫、ガラパゴス島に停泊もする。

映画の中では、当時のヨーロッパ人の愛国心とか、戦闘に対する意気込みが描かれていた。明治の文明開化時の日本人なら聞き惚れた台詞が多いが、今の時代では、聞いていると、何ともいびつな響きがする。そして、西洋文明による環境破壊の予兆も感じさせた。ガラパゴス諸島は、西洋人が上陸してから荒れ放題になったよね。

驚くのは、当時は捕鯨船をイギリスも所有していたこと。鯨油を取るためにだ。食う肉を取るためじゃなく世界の海を航行していたのだ。今時になって、鯨可愛い、鯨食べる日本人は野蛮とかご都合主義的。

主人公の艦長役は、オーストラリア人のラッセル・クロウ。考えてみれば、オーストラリア人って、こんな映画の主人公になりやすいよね。ネオナチのメル・ギブソン、この前、薬中?で死んだヒース・レジャーとか。オーストラリアは英国連邦の一員。ある意味、一番、大英帝国的精神が強いところがあるんだなと思う。でもって、ある意味、植民地精神を引きづっているためか文化的後進性も強い。未だ有色人種に対する偏見が強い。白豪主義とかいう政策があったほどだ。

以前、ラッセル・クロウが工藤夕貴と共演したオーストラリア映画を観たことがある。反日感情丸出しだった。彼らも、日本人に対しては本音では強い蔑視感情があるのだろう。ただ、第2次世界大戦の時、日本がオーストラリアを攻撃したことを日本人が知らないことも起因しているみたいだ。

最近、ヤフーでオーストラリアの原住民アボリジニの悲惨な歴史を描いた映画のDVDを借りた。しかと観よう。

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by masagata2004 | 2008-02-02 20:29 | 映画ドラマ評論 | Trackback | Comments(0)
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