六カ所核再処理施設、稼働反対!
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6カ所関連で市民ネットメディアJANJANにこんな記事を投稿しました。以下に、多少、文句や写真・動画を加えて転載します。
六ヶ所核再処理施設・反対集会&デモに参加して
2008年1月27日
寒かったが、澄んだ空でとても天気のいい日だった。日比谷公園は、いつにもまして穏やかで美しかった。噴水のしぶきから虹が見えたほどである。
しかし、もし、そんな美しい公園が放射能で汚染され危険地帯になったらと想像してみたらどうだろうか。
日比谷公園の野外音楽堂の大・小2つを借り切って、青森県六ヶ所村にある核廃棄物再処理施設の本格稼働を止めるため反対集会が1月27日開かれ、その後に公園から、銀座のど真ん中までのデモ行進を行った。
反対集会では、歌手の「さんプラザ中野くん」さんが有名な爆風スランプ「RUNNER」を歌い、再処理施設反対の熱い想いを露わにした。こちらの記事にその動画あり。
デモ行進の前には、六ヶ所村に近い三陸海岸の漁協の人々、サーファーの方たちが一同に集まり、団結力を見せつけた。
その後、みんなでデモ行進に。参加者数は2千人ほど。以下は、その模様を収めた動画です。
3分半にまとめました。日比谷公園から銀座数寄屋橋交差点まで。
街を歩きながら、デモ隊を撮影しながら思った。はたして、こうもエネルギーを原発に依存していいものだろうか。それも、核廃棄物を再処理しなければならないほど。
確かに資源の乏しい上、工業で経済が成り立っている日本にとっては、安定なエネルギー源の確保は切実な問題だ。石油だけでは、政情が不安定な中東に依存してしまって問題だ。それに石油は40年内に枯渇すると言われている。最近の価格高騰は、その情勢を反映したものだが、ウランとて日本では採掘できない輸入物で、チェルノブイリのあったウクライナのように自国で採掘できるわけでもない。その上、60年内に、これも枯渇すると言われている。
鉱物資源は、いずれなくなる。石油とウランは今世紀中に地球で採れなくなるといわれているのだ。
せっかく輸入したウランを有効利用しようと再処理を考えているようだが、技術が確立しておらず何度も延期されているようなおぼつかない状態で、排水には放射能が含まれ、それは周囲の海産物や農産物を汚染させる。食料自給率が4割を切った日本にとっては、そんなリスクを負う価値があるのか疑問だ。
その上、柏崎刈羽で見せつけられたように地震も多い国だ。事故だけでなく、地震という自然災害に対する防御も必要で、今ある原発は老巧化が進み、維持管理にはコストがかかるばかりだ。
だからといって、代替エネルギーが現在、量的に確立しているわけではないので、しばらくは使えるものは稼働し続けるしかないだろう。しかし、いずれは方向転換しなければならない。なのに現在の日本の政策は「原発推進」である。風力や太陽熱のような再生可能エネルギーの割合を上げる目標値も1.6%という低さ。こういうのを開発しようとなぜ意欲を見せないのか。
これには、既存の電力利権の抵抗があり、政策を変えられないという話を聞く。電力会社の影響力が強い与党とその労組の影響力の強い野党とあっては、政治家が及び腰になるのも無理はない。
そうなったら、方法は、我々市民一人一人が声を上げ、出来るだけ多くの人々に現状の厳しさを伝え、市民の力で、政治を動かし、新しい未来に向けた政策転換をさせていくしかないだろう。
イギリスの政治哲学者、エドムンド・バークのこんな言葉を思い出す。「悪がはびこる唯一の要因は、善人がなにもしないことだ」と。
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6カ所関連で市民ネットメディアJANJANにこんな記事を投稿しました。以下に、多少、文句や写真・動画を加えて転載します。
六ヶ所核再処理施設・反対集会&デモに参加して
2008年1月27日
寒かったが、澄んだ空でとても天気のいい日だった。日比谷公園は、いつにもまして穏やかで美しかった。噴水のしぶきから虹が見えたほどである。
しかし、もし、そんな美しい公園が放射能で汚染され危険地帯になったらと想像してみたらどうだろうか。
日比谷公園の野外音楽堂の大・小2つを借り切って、青森県六ヶ所村にある核廃棄物再処理施設の本格稼働を止めるため反対集会が1月27日開かれ、その後に公園から、銀座のど真ん中までのデモ行進を行った。
反対集会では、歌手の「さんプラザ中野くん」さんが有名な爆風スランプ「RUNNER」を歌い、再処理施設反対の熱い想いを露わにした。こちらの記事にその動画あり。
デモ行進の前には、六ヶ所村に近い三陸海岸の漁協の人々、サーファーの方たちが一同に集まり、団結力を見せつけた。
その後、みんなでデモ行進に。参加者数は2千人ほど。以下は、その模様を収めた動画です。
3分半にまとめました。日比谷公園から銀座数寄屋橋交差点まで。
街を歩きながら、デモ隊を撮影しながら思った。はたして、こうもエネルギーを原発に依存していいものだろうか。それも、核廃棄物を再処理しなければならないほど。
確かに資源の乏しい上、工業で経済が成り立っている日本にとっては、安定なエネルギー源の確保は切実な問題だ。石油だけでは、政情が不安定な中東に依存してしまって問題だ。それに石油は40年内に枯渇すると言われている。最近の価格高騰は、その情勢を反映したものだが、ウランとて日本では採掘できない輸入物で、チェルノブイリのあったウクライナのように自国で採掘できるわけでもない。その上、60年内に、これも枯渇すると言われている。
鉱物資源は、いずれなくなる。石油とウランは今世紀中に地球で採れなくなるといわれているのだ。
せっかく輸入したウランを有効利用しようと再処理を考えているようだが、技術が確立しておらず何度も延期されているようなおぼつかない状態で、排水には放射能が含まれ、それは周囲の海産物や農産物を汚染させる。食料自給率が4割を切った日本にとっては、そんなリスクを負う価値があるのか疑問だ。
その上、柏崎刈羽で見せつけられたように地震も多い国だ。事故だけでなく、地震という自然災害に対する防御も必要で、今ある原発は老巧化が進み、維持管理にはコストがかかるばかりだ。
だからといって、代替エネルギーが現在、量的に確立しているわけではないので、しばらくは使えるものは稼働し続けるしかないだろう。しかし、いずれは方向転換しなければならない。なのに現在の日本の政策は「原発推進」である。風力や太陽熱のような再生可能エネルギーの割合を上げる目標値も1.6%という低さ。こういうのを開発しようとなぜ意欲を見せないのか。
これには、既存の電力利権の抵抗があり、政策を変えられないという話を聞く。電力会社の影響力が強い与党とその労組の影響力の強い野党とあっては、政治家が及び腰になるのも無理はない。
そうなったら、方法は、我々市民一人一人が声を上げ、出来るだけ多くの人々に現状の厳しさを伝え、市民の力で、政治を動かし、新しい未来に向けた政策転換をさせていくしかないだろう。
イギリスの政治哲学者、エドムンド・バークのこんな言葉を思い出す。「悪がはびこる唯一の要因は、善人がなにもしないことだ」と。
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by masagata2004
| 2008-02-14 20:58
| 環境問題を考える
|
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Tracked
from 労組書記長社労士のブログ
at 2008-02-16 21:50
タイトル : 六ヶ所再処理工場本格稼働の中止を求める取り組み
Nobody talks, Nothing changes 誰も話さなければ、何も変わらない No Nukes Mo Peace 青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場の本格稼働の中止を求める運動に関して。 以前、僕のブログでは、2007/9/13 六ヶ所再処理工場本格稼働の中止を求める署名活動 で取り上げさせていただいて、僕の周りの人たちや、僕のこのブログを読んでいただいた方達がたくさんの署名を集めていただきました。 直接、サーフライダーファウンデーションに送っていただいた方もありますし、僕に送付...... more
Nobody talks, Nothing changes 誰も話さなければ、何も変わらない No Nukes Mo Peace 青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場の本格稼働の中止を求める運動に関して。 以前、僕のブログでは、2007/9/13 六ヶ所再処理工場本格稼働の中止を求める署名活動 で取り上げさせていただいて、僕の周りの人たちや、僕のこのブログを読んでいただいた方達がたくさんの署名を集めていただきました。 直接、サーフライダーファウンデーションに送っていただいた方もありますし、僕に送付...... more
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