2008年 03月 20日 ( 1 )

もう新卒一括採用の時代ではない

Excite エキサイト : 経済ニュース

これは、東大の社会学者である本田由紀さんが言っていたこと。

大学を卒業して、数百人を一括して企業の人事部が採用して、それを人事部の判断でいろいろな部署に振り分けていくというのは、日本独自のやり方である。

例えば、アメリカでは、大学の在学中から働き始めたりする学生がいる。というか、各企業は、4月とか一定の時期に新入社員を雇い、研修させるという考えではなく、欠員が出たり、新しい事業を初めて要員が必要になった時に雇い入れるという方式。いわゆる中途採用か、新規事業による人員募集という、企業も個人もばらばらにお互いがマッチングする時期に活動を始めるというやり方だ。別に応募者が新卒に限定しておらず、むしろ、職種にあった技能を身につけた人を年齢や性別に限らず欲しがる。

だから、学生も、とりあえず、どこでもというのではなく、自分の専門の技能にあった職種に欠員のある企業を探して応募をかけていくというやり方なのだ。だから、一度にせいぜい数名ぐらい。「プラダを着た悪魔」という映画を見れば分かる。

日本の新規一括採用は、そもそも高度成長期に「終身雇用」という人手不足を解消するための企業にとって有利な雇用慣行に相対する方式であった。

もう高度成長は終わり、終身雇用もない時代だ。なのに未だ、新規一括採用を続けているのは、ばかげている。先が読めないのに、新人としての下積みばかりをさせられるから、3年以内に3割が辞めてしまう現状。企業にとっても、コストがかかってしょうがない。

新規一括採用があると問題なのは、卒業後、就職にあぶれてしまった人が、正社員としての雇用を見つけるのがむずかしくなることだ。だから、学業をおろそかにしても学生たちは卒業後の就職先確保に奔走する。あぶれるとワーキングプアだ。

でも、卒業後に正社員として務められても、かつてのような終身雇用は保証されない。勉学に専念できず、雇用も不安定。こりゃ、悪いとこ取りだ。

企業も、専門の技能を身につけた人を、即戦力として雇うという風に変えていかないと生き残れない。そのためには、教育機関が職業的専門技能を身につけさせるカリキュラムを充実させる必要がある。

時代遅れの概念は、さっさと捨ててしまおう。

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by masagata2004 | 2008-03-20 23:39 | 時事トピック | Trackback(1) | Comments(3)


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