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イタリア人女性人質解放、イラクに平和を

9月29日 from Italy

このニュースは、イラク人が、まだ正常さを維持している証だと思う。
いくら、イタリアがイラクに軍隊を送っているとはいえ、女性でましてや、イラクのために人道支援活動をやっている人たちに危害を加えることをするほど異常化はしてないのだろう。
女性子供を無残に殺害したロシアで起こった人質事件もあって、心配されたが、まずは良かった。

それにしても、解放された女性たちの祖国での迎えられ方は、日本とは対照的だ。

イタリアでは、ベルルスコーニ首相が、わざわざ迎えに来たという。

日本の小泉首相は、「活動を続けたい? そんなこというんですかね」という迷惑千万だという突き放した対応振り。日本がいかに、人道支援後進国であることを、世界に発信させた。

何であれ、高遠さん、頑張ってください。でも、くれぐれも気をつけてね。
まだ、イラクは危険ですので、とりあえずはアンマンで。

でも、いつかはイラクに戻って支援を続けてください。そのためにも、イラクに平和が戻ることを願ってやみません。
by masagata2004 | 2004-09-29 17:14 | 時事トピック

南京大虐殺の史跡を訪ねて

旅行・地域

この記事は、2004年9月に書いたものです。

先週から今週にかけて、私は、1937年日中戦争時に大虐殺があったとされる当時の中華民国の首都、南京、そして、その南京を侵攻する前に激戦地となった上海を訪ねた。近年、南京大虐殺は、右翼や知識人の間で、実際はなかった。中国共産党の捏造であるという、説が唱えられているが、結論として言えば、もし、いわゆる南京事件が捏造であるならば、広島、長崎、東京大空襲も捏造であったということになるだろう。

そもそも、南京大虐殺、南京事件とは、1937年7月、盧溝橋で日本軍と中国軍が衝突したことを発端に始まった日中戦争のさなか、当時の中華民国の首都、南京で日本軍により、捕虜、一般市民を含む30万人が凄惨な虐殺により犠牲になったと言われる事件である。

私は、、ノーモア南京の会といわれる市民団体のツアーに参加し、上海・南京での日本軍の侵攻の軌跡を追う旅に出た。9月16日に上海入りをして、上海の抗日記念館で上海戦の説明を受け、家族を殺されたという中国人一家を訪ねたりして、9月19日に南京大虐殺のメモリアルとして1985年に建てられたという「南京大虐殺同胞記念館」を訪ねた。この場所は、虐殺による数多くの遺体が発見された場所でもある。

私を含む団体は、記念館の侯副館長(TBSのNEWS 23のアナウンサー、佐古さんにそっくり)に応接間に通され、交流をすることとなった。お互いの紹介をした後、私は、副館長さんに、思い切って日本における捏造説の元となった犠牲者数「30万人」について、何を基にそのことを主張しているのかきいた。

副館長さんは、私のぶしっつけな質問に怒った様子もなく淡々と、且つ丁寧に答えてくれた。以下は、その概要を箇条書きにしたものである。(通訳を通しての説明)

(1) 犠牲者数、30万人というのは、あくまで推定である。これは、戦後行われた極東軍事裁判(いわゆる東京裁判)の判決で出た20万人と、南京裁判の34万人を基にしたものである。日本はその判決を、1951年のサンフランシスコ講和条約に署名することにより受け入れた。

(2) 1936年の南京の人口は、101万人と記録されているが、南京事件があった当時の37年12月は、避難するため南京を離れるもの、また、避難のため南京に入ったものもおり、実際の人口は、分からない。60万人ほどいたのかもしれないが、明確ではない。国民軍の兵士は、それとは別に11万ほどいたとされる。

(3) 日本の軍人(オオタ)による証言で、700人の兵士によりトラック10台、船30艘を使い、揚子江に18万人に及ぶ死体を処理したということが、分かっている。

(4) 略奪は、兵士個人の行為ではなく、組織的なものであった。

(5) 当時の中島師団長の日記に、捕虜を残らず殺すべきであると書かれている。

(6) 数字は、重要ではない。重要なのは、日本軍が、数多くの中国人を虐殺したことである。


この後に、私たちの団体は、記念館の展示物、そして、「万人坑」といわれる遺骨の掘り起こし場所を見た。

私は歴史学者ではないが、昨今、唱えられている捏造説に関しては、この旅に出る前から、信憑性の低いものであると考えていた。というのも、それを唱える人達は、自分たちの政治色を前面に出して、事実があろうがなかろうが、なかったことにしようという意図が、見え見えだからだ。
ただ、副館長さんの説明を、私は鵜呑みにしたわけではない。(1)の東京裁判と南京裁判は、戦勝国が戦敗国を裁くという、公平性に欠ける裁判による判決だったので、政治的な偏りがあって知るべしだろう。日本政府としては、独立と引き換えに署名したサンフランシスコ講和条約で、判決を受け入れた限り、内容を認めないわけにはいかないのは事実だが、歴史学上の解釈は、別のものとなる。

しかしながら、当時、南京には、難民救済を行う国際安全委員会やジャーナリストなど数多くの外国人が滞在していた。国際安全委員会の委員長であったジョン・ラーベの書いた「ラーベの日記」を含め、数多くの証言がある。被害者の中国市民の証言はもちろんのこと、第3国の人々、そして、加害者であった元日本兵の証言などである。彼らが、全て嘘を言っているとは、言い難い。揚げ足を取って、嘘だ、捏造だと叫ぶなら、同じ論法で、広島、長崎、東京大空襲も捏造だったといわれかねないのではないか。

事実は事実である。仮に、教科書の上でそれを消し去っても、事実そのものは、決して消すことは出来ない。そして、自虐的といわれようとも、その重たさから決して逃れることは出来ないのである。犠牲者数は、正確ではないかもしれないが、同じ民族とは思えないような凄まじい虐殺が、そこで行われたことは事実なのである。また、事件が起こったのは、南京だけの問題ではない。1931年の満州事変以来、日本軍は、中国大陸の随所で、侵略行為を犯していた。当時の日本は、世界恐慌の真っ只中で、その上、国民の政治不信が強く、軍部による暴走に歯止めがかけられない状態だった。終戦までに、中国人の犠牲者は、1000万人を下らないと言われている。南京だけを否定したとしても、あまり意味のあるものではない。ご存知だろうか、この前のサッカー・アジア・カップのあった重慶は、日本軍による激しい空爆のあったところだ。

中国共産党の反日プロパガンダと叫ぶ人もいるが、そういう人達は、よく考えて欲しい。中国ほど、したたかな国はない。国連の常任理事国で、戦後も世界の政治では、重要な役割を果たしてきた。日本の政治家の名前を挙げられるアメリカ人やヨーロッパ人は少ないが、毛沢東や周恩来を知っているb0017892_1742040.jpg人は、欧米に数多くいる。従って、後で捏造と分かる事件をでっち上げるほど愚かではないのだ。

戦後から、現在に至るまで、中国人の反日感情は、教育によるものよりも、むしろ、身近な体験によるものが大きいのではないかと思った。自分の両親や祖父母、親戚の人達が、語り継いできたからなのではないか。江沢民主席が、90年代から敷いてきた反日教育はいきすぎなのだろうが、その元にしたものが事実起こったことだからこそ、中国人は反感を強めるのではないか。中国という国は、とても大きな国で、地方によって言葉が外国語のように違うくらい多種多様な人々が生きている。その上、情報の高度化が経済発展により進んでいる。ただ学校の教育だけで、反日感情が沸き起こるほど単純ではない。

愚かなのは、証拠もあり捏造でないとすぐに分かる捏造説を唱える日本の右翼や学者どもである。事実そのものを認めたうえで、戦争だから、やも得ないんだと言って正当化する方法だってあるのに、これでは事実そのものが認められた時点で、自分たちの立場を全て否定されかねない。

私は、虐殺の事実を知ったところで、日本人であることを恥じるつもりはない。というのも、このような虐殺は、世界中の国々で過去現在、行われている。日本人だけが悪魔だということではないのだ。ただ、歴史的な事実を知りたかっただけなのである。アホくさい政治思想などない。民主党を応援していたこともあったが、基本的に無党派であり、右でも左でもないのだ。分かりやすく言えば、憲法9条は、改正派(現時点では反対)であるが、イラクへの自衛隊派遣には、反対の立場である。

ただ、戦争は、常に避けるべきものではないか。避けられないというのであれば、かつての南京のように、戦場という極限の状況を頭に叩き込んだ上で、我々は、覚悟を決めなければならないのではないか。そんな覚悟の出来た政治家や市民が、日本にはいるのであろうか。

次は、南京虐殺史跡巡り以外の中国旅行記を書きます。乞うご期待。

(2005年1月25日追加記述)
2004年11月、イラクのファルージャで米軍による総攻撃が始まった時に、私が投稿した記事があり、そこでファルージャの虐殺との比較について書かれていますので、これもお読みください。

ファルージャと南京 イラク戦争と日中戦争

(2006年12月20日追記記述)
最近、「南京大虐殺」という検索キーワードでこの記事を訪れる方が多いことが判明しました。

どうせなら以下のJANJAN記事も参考にしてください。一つは去年出したもので、もう一つは、つい最近書いたものです。

南京大虐殺の生存者が問いかけるもの

映画「硫黄島からの手紙」と「南京大虐殺生存者証言集会」

それから、このブログの自作連載小説「白虹、日を貫けり」にも、南京虐殺事件は場面として出てきます。

また、外務省のホームページも参考に。政府でさえ認めています。国会でも同様の答弁がありました。

では、よろしく。

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by masagata2004 | 2004-09-26 17:40 | 中国

上海旅行が楽しみ

旅行・地域

近々、私は、上海へ旅に出ます。

私は、上海に憧れがありました。スピルバーグの映画「太陽の帝国」以来でしょうか。

中国でありながら、中国でない街。かつての帝国主義の面影を残す街。歴史を漂わせる街。そんなイメージがあります。実際、行ってみて確かめようと思います。

もちろん、中国ですから、中華料理も堪能してこようと考えています。また、上海といえば、軟体曲芸で有名な上海雑技団を見に行くべきですよね。

最近、外国に行くことを怖がっていました。3年前の同時多発テロ以来、飛行機がテロの標的になったこともあり、外国に行くというのは、途方もないことのように思えてならなかったのです。

でも、何年に一度かは外国に行って見るもんですね。
by masagata2004 | 2004-09-12 08:28 | 旅行

プロ野球なんてどうなってもいい

スポーツ

はっきり言って、興味ない。そもそも日本のプロ野球ほどつまらない娯楽はない。

最近はメジャーと比べられるから、つまらなさが、明白になっている。

人工芝にせまぜまとした球場。おまけに、ていたらくな球団運営。

未だに長島神話にすがる球界。引き際の悪い中高年の溜まり場でしかない。


もう、ここいらで終わらせたらどうか。
by masagata2004 | 2004-09-09 08:54 | スポーツ

築35年を新居並みにリフォーム

ファッション・インテリア

築35年以上にもなる私の住むマンションだが、同じ階の部屋が販売にかけられ、そのためリフォームされたというので、見に行った。

自分も同じ間取りに住んでいるのだが、リフォームされたその部屋は、新居同然だった。壁紙、床材、キッチン、バス・トイレなど。まるで、同じ間取りとは思えないような変わりぶりだった。業者の方が言うには、床や壁などをはがし、全面リフォームをしたとのことだ。

このマンションが建てられた当時の設備から、最新の設備への移行という、時代の変化を感じさせる部分があった。自分は、変わる前の古い設備のままだから、不便しているのだが。

1. 電話差込口の位置。昭和40年代、電話の差込口といえば玄関近くというのが定番、使う電話機も黒電話が主流。現代のように、留守電機能やファックス機能はないため、電源の差込口が近くになくてもよかった。差込口が、リビングのところまでに移動されていた。ついでもって、我がマンションは通信に光ファイバーを導入した。

2. 和室はフローリングに。畳部屋は、掃除がしにくい上、ダニの原因になることから、現在は敬遠されがち。生活も西洋化されているのも理由だろう。近所の畳屋もつぶれてしまった。ついで以って、フローリングは最近流行の騒音を軽減するクッション付きフローリング。

3. 寝室にクロゼット。和室の押入れから、クロゼットに変化。

4. 対面式カウンター付きキッチン。お母さんが、子供がリビングで遊んでいる姿を見ながら、炊事が出来るというスタイル。

5. 貯蓄式湯タンクから、瞬間湯沸し式へ。昔は、タンクに水を貯め、ある程度貯まったところから、中の湯を沸かす方式。大変なのは、タンク全体の湯を沸かすには数時間ほどかかるため。一度使い切ると、次に湯が出てくるまで数時間待たなければならない。独身の場合は問題ないが、家族が多いと、2人ぐらいでタンク一杯の湯を使い切ってしまい、3人目は数時間待ってお風呂に入らなければならない。

時代の変化というのが見られるのも、リフォームというものだ。
by masagata2004 | 2004-09-08 10:04 | ライフ・スタイル

ブッシュの思惑はずれテロは拡散中

ニュース・評論

ブッシュ大統領は、9.11以来、テロと戦うなどとバカの一つ覚えのように訴えているが、戦って成果はどうなったか、ロシアで起こった事件のように、ただ拡散しているだけじゃないか。

9.11以来、以前より頻繁にテロ事件が起こっているように思える。ブッシュのテロとの戦いは結局、逆効果で敗北だったのじゃないか。

それでも、アメリカ国民は、ブッシュはテロ対策で頑張っていると思い込んでいる。

とんでもないことだ。

アメリカもロシアも、他国のテロ行為を責めるよりも、自らのテロ行為を反省することを考えた方がいいのじゃないか。
by masagata2004 | 2004-09-05 23:50 | 時事トピック

我々はマトリックスの中で暮らしている

ニュース・評論

日本のマスコミは、異常なまでに規制の枠内で活動をしていることをご存知でしょうか。

記者クラブ、再販制度、テレビ局と新聞社の系列化など。新聞・テレビのクロスオーナーシップ、広告スポンサーの影響力。

政治家のスキャンダルが、いつも週刊誌発なのも、こういう規制があってのことなんですよね。

実際始末が悪いのは、民度の低い国民、単一のメディアを好んでみる性格があり、お上からの情報垂れ流しに甘んじてしまう傾向にある。

しかし、いずれ映画「マトリックス」のように、みんなが、真実に目を向ける気持ちにならなければならない時が来るであろう。
by masagata2004 | 2004-09-04 10:06 | メディア問題

LOVERS の感想

映画・ドラマ

昨日は、映画の日だったので、1000円で最近話題の映画「LOVERS」を見てきました。

なかなかいい映画でした。ストーリー展開もまずまず。ただ、金城武は、ミスキャストかなっと思いましたね。ストーリーもさることながら、全編を通して、映像が美しかったことが印象に残りましたね。幻想的で、色彩にあふれ、一コマ一コマを大事にしている感じがしました。

最近、韓国や中国の映画や俳優たちがもてはやされていますが、彼らには、日本人の俳優にはない魅力というのを感じます。何と言うか、演技力が決定的に違い、また、個性が強いのです。

日本人は、ある意味、退化していっているのではと最近思うことがあります。それも、ひどく脆く、根の暗い民族へと変質していっているような気がしてなりません。国の活力というのは、その国の人間によって沸き起こるものですが、この国の人々は、ひどく疲れていて、寛容さを失い、常に欲求不満で、他人を思いやる心、自分を見つめる余裕を失っているように見えてなりません。

日本映画やドラマが、つまらないと感じ、韓国や中国の映画に人気が集まるわけは、それなんでしょう。
by masagata2004 | 2004-09-02 12:52 | 映画ドラマ評論


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