<   2007年 07月 ( 12 )   > この月の画像一覧

自作小説「北京の恋」 第5章 我 喜 歓 イ尓

北京を舞台とした短編恋物語。筆者の実際の体験を基にしたストーリー。

まずは序章から第4章をお読み下さい。


 学院を二人は出た。雅夫に取っては数日ぶりの外出だ。缶詰にされた状態から脱出して、外の空気を吸う。すがすがしく空気を吸おうかと思ったものの、反日感情がうずまく外の世界。むしろ、さっと緊張感が込み上げ、体がたじろんだ。
「行きましょう。さ」
と王老師が微笑みながら言う。それで急に緊張がほぐれた。そうだ。今日は彼女とカップル、愛人になるのだ。雅夫は、ふと訊いてみたくて言った。
「僕たち、これからカップルになるんだけど、いつも王老師と呼んでいるけど、下の名前は何と言うんだい?」
「ああ、教えてなかったわね。紅玲(ホンリン)と言うのよ」
と王老師は答えた。
「紅玲って呼んでいいわよ。私もあなたのことを雅夫(ヤフ)と呼ぶから」
 何だかとてもいい雰囲気になってきた。反日感情のことなど気にならなくなった。
 二人は北京市都心行きのバスに乗り込んだ。バスに乗り込む。中は人でごった返していた。再び緊張が走ったが、紅玲が雅夫の腕を引っ張り、隅の方へ行く。二人で車窓を眺めることにした。会話はできない。雅夫の日本語か、下手な中国語を聞かれたら、周囲からどんな仕打ちを受けるか分からない恐怖を感じる。
 バスはどんどん中心街へと進む。停車する度に通りは広くなり、大きな建物が視界に入ってくる。
 そして、見覚えのある建物が見えてきた。テレビで中国の北京というと必ず、その象徴として映される場所だ。
 紅玲が、雅夫を引っ張りバスの出口に向かわせる。お金を払い、外に出た。
 ここは「天安門広場」だ。思った以上に広い場所だ。故宮博物院(紫禁城)に入るための天安門とその周辺の大きな広場。ただだだ広い。中国の首都、北京を象徴する名所だ。バスを降りた歩道から向かいの天安門までは、数百メートルの幅を有する広い道路がある。
b0017892_19395198.jpg

 地下道を渡って、天安門広場に着いた。目の前に巨城がそびえ立つ。赤い壁面に黄金の屋根。門もとても高い。二人で中へと入っていく。雅夫はぞくぞくとした。
b0017892_1940010.jpg

 すぐに大きな広場に来た。だが、ここは単なる広場であった。制服を着た人民解放軍と呼ばれる数十人の兵士達が同時に走り点呼を取っていた。何だか、緊張する場面だ。
「さ、あそこに入場券売り場があるわ、行きましょう」
と紅玲が数百メートル先を指さす。観光客らしき人々が列をなしている場所が見えた。目的の故宮博物院に入るための入場券を買う場所だ。
 かつて紫禁城と呼ばれた「故宮博物院」に入る。そこは別世界であった。古典の世界に入ったような感覚を覚える。白い石畳の広場を黄金色の屋根の宮殿が取り囲む。実に荘厳な姿だ。
b0017892_19403949.jpg

 紅玲とゆっくりと進みながら眺める。雅夫は、この紫禁城の歴史をよく知っていた。学校で中国の歴史として習ったことがある。中国の明の時代から清の時代まで実際に皇帝が住んでいた場所だ。日本で言えば「皇居」に当たる。そして、皇居並に広く、数多くの宮殿が連なって佇んでいる。五世紀に渡り皇帝達が過ごしたところなのだ。しかし、二十世紀初頭に清朝が滅亡し皇帝は紫禁城を追われることとなる。映画「ラスト・エンペラー」では、その中国清王朝、最後の皇帝「溥儀」の人生とその時代の世相が描かれていた。そして、その中ではもちろんのこと、その溥儀を利用して中国侵略を目論む日本軍の姿も。
「さあ、どんどん進みましょう。ここは広くてゆっくりしていたら、何も見られないわ」
と紅玲は微笑んで言う。彼女の微笑みは、この美しい場所にとてもお似合いだった。まるで映画女優とデートしている気分にさせる。
 故宮は、実に広い。宮殿を通り過ぎると、また新たな宮殿。そして、宮殿の中には庭園も見られる。各宮殿の庭園は個性的であり、木々が植えられ、面白い形の岩も置かれ、実に面白い。建物から歩きながらそんな庭園を眺められるように回廊が備え付けられている。
b0017892_19412173.jpg

 宮殿の中には、かつて皇帝が執務や謁見をした部屋や、生活に使っていた道具や調度品、美術品などが展示されていた。どれも目を見張る。歴史の重みを感じさせる。
 紅玲は、さっさっとツアーガイドのように故宮を案内する。現地人らしく、知り尽くしているような足取りだ。見ているだけで気持ちが一杯になり、言葉が出てこない。発せる言葉は「美しい」だけだ。中国語では「ピョーラン」と言うらしいが。
 約三時間、圧倒された時間を過ごした。気が付くと、出口にいて故宮の外の大通りに出ていた。こんな美しい場所を訪れたのは生まれて初めてだ。三時間ではとても足りるものではない。その上、これで彼女と過ごせる時間も終わりなのか。
 幻想の世界から一挙に現実の世界に引き戻された気分になった。
「ねえ、この故宮を上から眺めてみない。あの丘の上に上がれば全体が見えるわよ」
と紅玲が指差す方向を見ると、小高い山が目の前にそびえる。その頂上に四阿のような建物がある。なるほど、あそこからなら、広い故宮全体が眺められる位置だ。
b0017892_19415958.jpg

 二人は、小高い山のある景山公園へと通りを横切り向かった。公園の入り口門を抜け、山を駆け登っていく。
 頂上の「万春亭」という四阿風の建物に着いた。柱が区切るだけの四方の視界から、北京全体の景色が眺められる。
 そして、目の前の故宮の景色。黄金色の宮殿の屋根が連なる紫禁城の全景。さっきまで三時間の間、歩き回っていた広い場所が視界にすっぽり収まってしまう。高いところから眺めているのだから当然といえば当然だが何だか不思議な気分になった。
b0017892_1942223.jpg

 だが、全景は中にいた時以上に美しさの衝撃を感じさせる。美しすぎる。そう言いたくなるぐらいの美しさだ。
「どうだったかしら、北京といえば、何と言ってもここよね」
と紅玲が雅夫の感動のにじみ出る表情を見ながら得意気に言った。
「ああ、本当にすばらしい。こんなところが、この世に存在するなんて信じられない。東京から飛行機三時間で来られるんだ。日本には、こんな美しいところはない。まさにピョーランだ」
 雅夫の言葉に紅玲はとても嬉しそうな笑顔で応えた。その笑顔が、雅夫の心を激しく揺さぶる。反日デモが始まってからここ数日、不安で打ちのめされた気分の中、彼女の笑顔だけが救いであった。
 美しい故宮の景色に、この美しい彼女の笑顔。雅夫は、いけないと思いながらも、思わずその気持ちを抑えることができなくなった。
「美しいのは故宮だけじゃない。君もだ」
 紅玲の表情が、とたんに変わった。緊張した面持ちになった。だが、雅夫は続けた。
「紅玲、我 喜 歓 イ尓(僕は君が好きなんだ。)」

第6章へつづく。
by masagata2004 | 2007-07-28 19:29 | 自作小説

映画「マリー・アントワネット」 民主主義の大切さを考えよう

キルスティン・ダンスト主演、オーストリアの王女マリー・アントワネットがフランスのルイ王朝に政略結婚で嫁いでから革命によりベルサイユ宮殿を離れるまでをたんたんと描く、やや叙情的なドラマ。もっとテンポ良くすれば良かったのにと指摘したくなるぐらい流れは退屈であったが、豪華絢爛な衣装と本場ベルサイユ宮殿でロケを行っただけある抜群の臨場感が楽しめた。主演女優はミスキャストな感じはしたが。

ストーリーは「ベルサイユのばら」という漫画を読んで、よく知っていたので、それを思い返した感じだ。宮殿の王族には何のプライバシーもなく、着替えから食事までが全て儀式で執り行われる。夫との結婚生活は満たされないもので、それ故に贅沢に明け暮れ、空虚感を満たそうとする。気が付くと財政は火の車。それこそが歴史に名を残す「フランス革命」のきっかけとなる。

10年以上も前にフランスのパリ郊外、ベルサイユ宮殿を訪れたことがある。撮影場所の庭園やマリー・アントワネットが隠れ家としたプチ・トリアノンの美しさは今でもはっきりと覚えている。

プチ・トリアノンは田舎の農家をモチーフにした建物があり、アントワネットが農民の暮らしに憧れて過ごしたところだそうだが、考えてみれば、当の農民はあくせく働けど税をふんだくられ飢えに苦しんでいたのだから、所詮は金持ちのノスタルジーに過ぎない。庶民の生活を真に分かっていたなら、そんな隠れ家を作るより、その金でもっといい政治をすることを考えただろうに。

以前、「世界ふしぎ発見」のフランス革命の特集で、当時、庶民がパン一切れをやっと食うのにあくせくしていた時、貴族達は、原料となる小麦をヘアパウダーに使っていたというのだから、こりゃあ革命が起こっても仕方ない。

選挙まであと3日間、我々の民主主義は、そういう歴史の積み重ねから生まれたものであることを知らなければならない。

ちなみに欧米と違い、日本は、皇帝が処刑されるほどの反乱や革命が起こらなかったのは、江戸時代までの封建領主の生活スタイルが意外に質素だったからといわれる。また、同性愛が認められるほど社会が性に対して奔放だったため、その精神の自由さから不満がお上に突き上がらなかったとも。

だからこそ、市民意識が未だに低く、民主主義が機能しにくい面もある。そういうわけですので、皆さん、投票に行きましょう。

いい評論だと思ったらクリックしてください。ランキングへ。
by masagata2004 | 2007-07-26 23:06 | 映画ドラマ評論

投票まで1週間

b0017892_1453973.jpg

新宿歩行者天国にて!
by masagata2004 | 2007-07-22 14:53 | 風景写真&動画集

ドイツ映画「みえない雲」 もはやフィクションではない

Excite エキサイト : 社会ニュース

ドイツの町で原発事故が発生。近郊に住んでいた人々のパニックを描く。ハンナという女子学生は、原発事故の緊急サイレンを聞いて弟と共に避難しようとする。だが、大混乱で急ぐ中、事故で弟を失い、自らは逃げ遅れ多量の放射能を浴び、白血病にかかってしまう。

ドラマ自体は、ややありきたりのストーリー。日常から突然、非日常のパニックに放り投げられた人々の葛藤を分かりやすく描いている。

この映画を観たいと思ったのはもちろんのこと、中越地震で柏崎刈羽原発が緊急停止、変圧器火災を含め数多くの損壊が報告され、放射能漏れも起こったというニュースを聞いてだ。

日本は、現在、エネルギーの3割を原子力に頼っている。その上、柏崎と静岡の浜岡原発は、地震の起こりやすい所に建っており、非常に危険な状態である。今度の地震でチェルノブイリの再来が起こったかもしれない。

原発恐怖の話しをしても、資源の乏しい日本にはどうしても必要、原発は石油に比べ効率がいいという推進論に掻き消されそうになる。だが、現実は、数々のトラブル発覚で安全神話が崩壊しているので分かるように、効率を維持するために安全管理をおろそかにせざる得ないのが現状だ。特に建てられてから数十年を経過したものは老巧化が起こってどうせ使えなくなる。また、廃棄物の処理にも余分なコストがかかる。地底に捨てようとするが、何せ場所の確保さえままならない。実をいうとそれだけ非効率なのである。そして、いざ、事故が起これば、その損壊は計り知れない。いわゆる効率がいいというのは、中短期的な観測で言っているに過ぎないのである。

ところで、そんな当たり前の事実が、なぜ一般に知れ渡らないかというと、まずマスコミは電力会社を大スポンサーとしているため否定的な報道ができない。それから、政治は、与野党とも電力会社とその系統労組の支援を受けているので、これも力が入らない。

我々は何をすればいいのか。このようにインターネットの時代。ネットを利用してできるだけ正確な情報を仕入れて危険を熟知すること。そして、できるだけ原発に反対する政治運動などに参加すること。もちろんのこと、原発をなくすため不足する電力は、どうすればいいのかというと、代替エネルギーを模索する。自然エネルギー、例えば風力発電など。テレ朝の「素敵な宇宙船地球号」という番組で風力発電なら現在の総エネルギーの10%ぐらいをまかなえるかもしれないと聞いたことがある。最も、それをしようとすると、既存勢力が妨害しようとする。だが、原発依存を放置すれば大惨事となり、そういう人達も多大な被害を受けることを理解しておかなければならない。

何よりも、環境問題全般に関わることだが、電力そのもの消費量を減らすように心掛けないといけない。

原発は、もはや古い時代のエネルギー理論でしかない。21世紀中に世界から消えてしまって欲しい。

映画では、放射能から逃れようとする人々が描かれていたが、そこで、学んだことがある。逃げてもどうせパニックになり、それによって死ぬかもしれないから、場合によっては逃げるのをあきらめるべし。特に大都市だとそうだ。それから、逃げる場合は荷物は、少なめにというか、ほとんど持たないこと。邪魔になるだけ。地震用の防災リュック持っているけど、それの原発避難用も兼ねておくか。でも、東京だと逃げることなど不可能。放射能の前に群衆にもみくちゃにされ殺される。

どのみち、死を覚悟する心の準備もしておかないと。

いい記事だと思ったらクリックしてください。ランキングへ
by masagata2004 | 2007-07-18 22:44 | 環境問題を考える

原発問題を選挙の争点にしよう

Excite エキサイト : 社会ニュース

柏崎刈羽原発で火災。放射能漏れはないと報道されていますが、想定外の地震であったとの報道もあり。この原発は以前にも、事故を何度も起こしており、果たして、実態はどうなっているのやら。

今度の参院選で、この地震は与党に有利に働きそうです。救済を熱心にしているところをアピールするのでしょう。まあ、政府としては当然のことをするまでですが。
しかし、原発の問題は、かなり深刻な政治問題で、日本のエネルギー政策そして、生活の安全にも関わってきます。エネルギー効率はいいとかいいますが、実をいうと、リスク面では、想定をはるかに超えるコストがかかる可能性が大。チェルノブイリで、すでに教訓済み。

特に日本は、このように地震の多い国ですから。

では、7月29日には投票に行きましょう。

その通りだと思ったらクリックしてください。ランキングへ
by masagata2004 | 2007-07-17 00:19 | 時事トピック

地震がありました



ちなみにここは東京都内です。
by masagata2004 | 2007-07-16 10:19 | 時事トピック

小説で地球環境問題を考える Part 11

 出発した成田が冬の曇り空だったためか、クアランコクの日差しは恐ろしく強く感じた。ファーストクラス出口のタラップから降りると目が痛くてたまらない。由美子は、帽子をかぶり陽射しを避けた。
 税関を通り到着ロビーを抜けタクシーに乗った。行く先は、ホテルではない。さっそく、もうすでに健次が入っている森の方に向かうのだ。時計を見ると午後一時だった。ここから二時間で森のある場所に着く。
 
 二時間後、タクシーは、クアランコク郊外の農村に着いた。目的の森は、目の前に立ちはだかり悠々しい姿を見せていた。
 思った通り、ジープが二台停まっている。すでに健次達が、森の中に入って探索を始めた模様だ。

 安藤健次率いる一行は、その日の朝六時頃に森に着き探索を始めていた。健次は、昨夜眠れなかった。由美子からの電話とファックスは思わぬ出来事だった。さっそく、隊員全員にことを話し、朝の四時に起きクアランコクを出発、できるだけ多くの時間を使って、森の中で医薬品原料の探索をすることにした。
 森の前につき、眠気まなこの警備員に明智物産社長署名入りのファックスを見せたときは、これまでの人生で一度も経験したことのない快感を味わった。
 絶対に捜し出してやる。と健次は心に決めた。
 もし見つけることができたなら、仮にそれが癌やエイズを治療できる薬の原料であったとしたら、ダム建設計画など吹っ飛んでしまうだろう。医薬品の生み出す利益とは莫大なものだ。
 隊員の中には、朝早くからの探索とあって、すでに疲労が見えていた者もいたが、健次は、全く疲れなど感じていなかった。何日か寝らずにいられるほどの活力が体に漲っていた。
 熱帯雨林の中は年間を通して、気温摂氏二十五度以上湿度九十パーセント以上の高温多湿状態だ。それが、数多くの生物の生命を支えられる豊かな自然環境を作り出しているのである。
 熱帯雨林に生息する動植物は、二ー三百万種ともいわれ、実に地球上の全動植物の三分の二が熱帯雨林に生息していることになる。そのうえ、まだ発見もされていない種も数多くあるのだ。そんなに種類が豊富なのだから、中には癌やエイズを治せる薬の原料が存在していても不思議ではない。
 こんな思惑が、健次のような薬理学者達を世界中の熱帯雨林に引き込んでいるのだ。

 一行は、休憩を取ることにした。というのも、朝早くからこの森に入って夢中になるあまり、食事も休憩もろくに取っていなかったからだ。健次は平気だったが、他の隊員が体に応えていた。森に入ってやっていたことといえば、サンプル探しばかりだ。植物を取ったり、昆虫を取ったりと、可能性のある珍しい生物をどんどん採っていくのである。
 体中、汗にまみれてた状態だ。暑苦しいのだが、長袖と長ズボンを身につけなければいけない。ヒルや蚊が森にはたくさんいて、肌をさらけだしているところに容赦なく襲ってくるからだ。特に足には太腿までを覆う靴下をはく。地面から這い上がってくるヒルの侵入を防ぐためだ。
 辺りから、鳥の鳴き声と虫の音が混ざって聞こえてくる。時折、猿の鳴き声も聞こえる。
 六十メートルぐらいの高さがあるフタバカキと呼ばれる大きな木のたもとに健次は腰を下ろした。水を飲みながら健次は、ふとあることを気にかけ始めた。それは、発電所建設反対集会の時、突然現われた森の原住民ペタン族の男ゲンパのことだった。彼と彼の仲間は、どうしているのだろう。彼らは発電所建設で立ち退きを命じられているのだ。
 すでに立ち退いてしまったのだろうか? 彼らほど哀れな人々はいない。少数民族で原始的な森の生活をしているということもあって、近代化を急ぐスワレシアでは社会に受け入れてもらえていない。
「健次、そろそろ引き上げないか?」
と堀田が言った。
「なんだと、まだまだだ。まだ、何も見つけてないだろう」
「健次、俺たちは急いで来たあまり十分な準備をしてない。ここで野宿できるだけの設備を持ってきていないんだ。食料も水も十分じゃない。おまえが必死になるのも分かるが他の奴らのことも考えろ。とにかく、今日は夜が明ける前に引き上げて、また、明後日に出直してこよう。今日は、ごくわずかだが、サンプルも取れた。それにこのへんの植物の分布の記録も取れた。明日、みんなでゆっくり話し合って、これからの計画を練ろうじゃないか。次は、野宿もできるようにしっかりとした準備をしてここに来よう」
と堀田は、励ましながらも疲れた表情で言う。
 健次は、堀田の言うことに頷いた。確かに、手順をきちんと踏むことは大事だ。薮から棒に行動は取れない。いかに強い熱意を持っていようとも、あまり無計画に行動するととんでもない結果を招くことになる。
 誰でも分かる常識的なことを自分が忘れてしまっていたことに気付いた。とにかく、堀田の言う通りだ。暗くなる前に、引き上げよう。手で顔の汗を拭きながら健次は、そう思った。

 由美子は、ずっと、森の前で健次達が出てくるのを待っていた。健次達が今日中に引き上げることになると、堀田から電話で聞いていた。健次にファックスを送った後、由美子が、心配で堀田に電話をして頼んだのだ。健次は、無鉄砲な性格だ。ハワイにいたとき、そんな性格が災いして仕事でミスを犯すことが多かったのを見ていた。
 由美子は、森に入る許可が下りたものの、いろいろと面倒なことが起こってくるのではと不安であった。父、清太郎も気が変わるかもしれない。会社にとっては、そもそも迷惑千万なことなのだ。健次達には騒ぎを起こさず慎重に行動してもらわなければならない。
 ブーと遠くから車の走る音が聞こえた。背後の農村の田園からだ。由美子が、後ろを振り向くと黒いリムジンが砂埃を撒きながら、自分の方に近付いて来るのが見えた。
 リムジンは、由美子の目の前で停まった。運転手が外に出て後部座席のドアを開ける。 サングラスをかけたスーツ姿の英明が出てきた。由美子をサングラス越しに不気味な目つきで見つめている。
「何しにきたの?」
と由美子が言った。
「由美子さんこそ、ここで何をなさっているんです?」
「あなたの知ったことじゃないわ」
 英明は、停まっているジープ二台を見つめた。ここの警備員から電話があり、社長の署名入りの立ち入り許可書を持った日本人の団体を森に入れさせたということを知らされ、飛んで来たのだった。
「あなたも、あの連中の仲間ですか? 全く、勝手なことをして、ここは本来立ち入り禁止ですよ。何をするつもりか知らないが、荒らされるのは迷惑です」
 英明は、由美子をにらみながら言った。
「どうせ荒らすんでしょ! はっきり言っておくけど、社長であるわたしの父からきちんと許可を取ってやってることなのよ。あなたにこれを止める権利はないわ」
「はい、はい、分かってますよ」
 英明は、由美子が厄介でならなかった。由美子は、自分の父親の会社の利益になることを妨害しようとする変わった女だ。新聞記者に頼んで自分の会社の恥じになるようなことを書かせようとは。盗聴器を通して由美子と大日本新聞の記者の会話を聞き取った時は、さすがに冷や汗の出る思いだった。大日本新聞の社長とは、知り合いだったのが幸いした。
 最大の広告主である明智物産の名誉に傷をつけることは向こうからも願い下げで、すぐに英明の申し出を受け入れてくれた。危ない記事を差し止め、代わりに明智物産の宣伝をしてもらった。予定外の広告収入が入ったと新聞社側も大喜びだった。
 英明は思った。
 由美子こそが今まで会社の恩恵を受けてきた人間じゃないのか? 父親の金でさんざん優雅な生活を送ってきていながら、いまさら、自分の青臭い理想のため会社を敵視するとは、何とも支離滅裂としている。
「とにかく、癌を治すなんて夢のようなことをいうのもいいですが、建設工事が開始されれば終わりですよ」
「ええ、分かっているわよ。でも、その夢のような薬がここで取れれば建設計画も吹っ飛ぶかもね」
 由美子は、そう言いながら英明をにらんだ。 英明は、その由美子の顔に少しばかり圧倒された。だが、すぐに気分を取り直し不気味な微笑みを浮かべ言った。
「由美子さん。ダム建設がそんなにお嫌なら、今すぐにでも中止にすることができるんですよ。お忘れですか? 私との結婚のこと」
 英明は誇らし気に言った。   
「さっさとどっかに行って。あなたとこんなところに一緒にいたくないわ。わたしをこれ以上怒らせないで」
 英明は、またもや怪しげな笑みを浮かべると、リムジンの中へ戻った。リムジンはエンジン音をたて、その場を去っていった。
 
 走り去るリムジンを見ながら由美子は思った。父、清太郎は、どうしてあんな男を信頼する部下として慕い、自分と結婚させようとするのだろうか。彼が優秀なビジネスマンで会社の売上げを増やしているからだからなのだろうか。父は、そんなことを基準に人の価値を判断しているのだろうか。
 実際の話、自分が英明と結婚しても、この森は守れない。英明と父は喜ぶだろう。だが、英明のことだ。何だかんだと理由をつけて結婚の後、建設を実行するだろうし、仮に明智物産がダム建設に身を引いても、他の企業が代わりを引き受けることとなる。そもそも、発電所建設は、スワレシア政府が首謀となってやろうとしていることだ。由美子とて、父、清太郎とて建設計画を止めることなどできやしないのだ。由美子は、大きな無力感に襲われた。
 ガザガザと、人が草叢を歩く音が聞こえてきた。すると森の中から人がぞろぞろと出てきた。皆、日本人だ。
「健次、健次!」
 由美子は、健次の顔を見るやいなや、走って抱きついた。健次も、ぐっと抱き締め返す。
「由美子、帰ってきたのか。ありがとう。君のおかげだよ。この森に入れたのは」
 健次はとても嬉しそうな表情を浮かべ言った。
「それより、健次、何かいいものは見つかったの?」
「そう簡単にはいかないさ。とりあえず、いくつかサンプルは取れた。今日はもう遅い。明日、サンプルの検査をしてみる。それから、じっくり計画を立てて、明後日になればまたここに戻ってくるさ」 
 由美子は活き活きとした健次の顔を見たとたん、さっきまでのいらいらと高ぶっていた気持ちが急に落ち着ついた。

Part 12へつづく。
by masagata2004 | 2007-07-14 10:55 | 環境問題を考える

小説で地球環境問題を考える Part 10

地球環境問題を小説で説いてみようと思って書きました。自作小説ですが、環境問題を考えるための記事と思ってください。

熱帯雨林を守ろうと奮闘する環境活動家と破壊を進める国家及び企業の対立から浮かび上がる不都合な真実。

まずはPart 1からPart 9を読んでください。


 クアランコク国際空港から五時間後、ジャンボジェット機は成田に着いた。到着ロビーを出ると、由美子は、タクシーを拾い運転手に真理子の住所を告げた。 
 空港から一時間後、品川にある真理子の住むマンションに着いた。階段を駆け上り真理子の部屋に行く。由美子は、インターホンを押した。
「誰ですか?」
 真理子の声だ。
「わたしよ。由美子よ。真理子、スワレシアから戻ってきたの。あなたにききたいことがあって・・」
 とっさにドアが開いた。
「由美子、帰ってきたの。ちょうどいいわ。私もあなたにききたいことがあるの」
 真理子はこわばった顔をし由美子をにらんでいる。そして酒臭かった。
 部屋の中にはウィスキーの瓶が転がっていた。
「ずっと飲んでたのね、真理子」
「そうよ、飲まずにはいられなかったわ!」
「一体どうしちゃったの? 今朝の新聞をクアランコクで読んだわ。それで急いで飛んできたの。いったいどういのことなの、この記事は!」
 由美子は、その新聞を手に持っていた。
「それは、こっちがききたいぐらいだわ、由美子」
 真理子が、ぐっとにらみつける。こんな真理子を見たのは初めてだ。
「どういうことなの? おしえてよ」
「わたしの記事は、上からの命令で突然発行中止。きっとあなたの会社の評判を悪くするようなことは書くなって圧力がかかったのよ。自分たちにとって都合の悪い記事だもの。わたし、飛行機の中で記事を書き上げたのよ。日本について編集長に出して、朝刊紙面に出そうってことになったの。だけど、今朝になってみるとこのあり様、会社に行くと、私に転属命令が来たの。何でも営業をやれって。私に記者を辞めて、広告を募る仕事をしろっていうのよ。これもすべて上からの命令なんだって!」
「そんな!」
 由美子は、驚きのあまり胸が破裂しそうだった。
「あなたね。あなたがおしえたのね。あなたしかわたしがあの記事を書くこと知らなかったもの!」
 真理子の声には憎しみが込められていた。
「何ってこと言うの、真理子。私がそんなことするとでも思って。もしわたしが会社のために記事を差し止めるつもりだったら、最初からあなたにあんなことおしえる?」
 真理子の表情が、さっと変わった。
「そうね、そうだったわね。私、お酒飲み過ぎて取り乱してた。御免なさい。大親友を疑うなんてどうかしてたわ。でも、突然のことで頭が混乱して」
 真理子はすまなそうな表情になった。
「でも、いったい誰が?」
 由美子は、考えた。
 すると、真理子は言った。
「由美子、考えてみれば、大日本新聞はあなたの会社、明智物産を最大の広告主としてるわ。大事なスポンサーなのよ。きっと自主的にあの記事を取り止めたんだわ。私って馬鹿だった。大学でマスコミ学を勉強していたとき、習ったことだわ。マスメディアがいくら、社会の公器といわれていても完全な中立を保てないってこと。広告やコマーシャルなどで、運営資金を利益優先主義の企業からもらっているのだから、所詮は同じ利益主義者の仲間にすぎないんだってこと。正義の戦死を気取っていた自分が甘かったんだわ」
 真理子は、しょんぼりとして言った。由美子は、罪悪感にさいなまれた。自分のせいのような気がする。由美子が手を下したわけではないが、由美子の頼んだことが裏目に出て親友の真理子を傷つけることになってしまったのだ。

 真理子は、今は一人にしてほしいと告げた。由美子も、それが真理子のためだと思いマンションを出ていった。

 由美子は、外に出て歩きながら考えた。いったい誰が新聞社に指図したのだと。いや、真理子の言う通り、新聞社の方から真理子の記事を読んで自主的に差し止めたに違いないのだ。
 もし、明智物産の誰かが、大日本新聞に圧力を加えたとなると、誰かが由美子と真理子の会話を聞いていたことになる。真理子の記事を編集長に見せて発行されるまでの間に。明智物産の誰かが次の日に出される記事の内容など知り得ることなんてありえないのだ。あれは二人だけでホテルのスイートルームの一室でした会話なのだ。誰も聞いてはいなかったはずだ。
 由美子は、通りにタクシーが走っているのを見つけた。手を挙げ止めさせた。中に乗り込んで運転手に告げた。
「世田谷区成城にお願いします」
 それから三十分程して、由美子は我が家に着いた。
b0017892_21333357.jpg

 インターホンを押すと、しばらくして家政婦のばあやが玄関から出てきた。
「お嬢様、お帰りなさいませ」
 ばあやが、そう言うと、由美子は、
「お父さんは帰ってるかしら」
とさっそくきいた。
「旦那様は、書斎の方におられますが・・」
 由美子は、駆け足で廊下を走り書斎へ向かった。書斎のドアを開けた。
 父、清太郎が、机の上で書類を読んでいる最中だった。
「何だ、由美子じゃないか!」
 清太郎は、驚いた顔で由美子を見る。
 由美子は、手に持っていた新聞紙を書斎の机の上に投げつけた。
「これを読んで、お父さん」
 由美子は、清太郎をにらみつけ言った。
「何だ、一体?」
「とにかく、読んで! お父さん」
 新聞紙は四面のところが開いた状態になっている。清太郎は、圧倒され訳も分からず記事を読み始めた。      
「それが、どうした? クアランコクから、こんな記事をわしに読ませるため大事な仕事をほっぽり出して帰って来たのか!」
 清太郎は、かっとなって言った。
「わたしの友達の新聞記者が左遷されたわ。明智物産がダムを造るため、熱帯雨林を破壊して周りの村人や森に住む原住民の人達を苦しめているという事実を新聞の記事に載せようとしたためにね。代わりにこんなインチキな記事を出すなんて」
「わしは何も知らんぞ」
 清太郎は、キツネにつままれたような顔で由美子を見る。
「お父さんが知らなくたって、同じことよ。明智物産が新聞社に圧力かけてやめさせたんでしょ」
 由美子は、大声で叫んだ。とにかく、由美子は腹が立って仕方なかった。何であろうと父を責めたかった。たとえ記事の差し押えが、新聞社の自主的なものであったとしても、明智物産社長である父にも責任の一端はある。つまり大日本新聞は、清太郎のことを気遣い社会正義を投げ売ることをしたのだ。そのうえ、親友を犠牲者にさせてしまった。
「だからなんだって言うんだ! おまえは会社に不利益になるような情報を新聞記者におしえたのか。よくもそんなことできたな」
 清太郎も強気で言い返す。
「お父さんは分かってないわ。ダムができると、たくさん生活に困る人達ができるのよ。その人達は、どうだっていいって言うの!」
「何を言っとるんだ、由美子。ダム建設は会社のためだぞ。まずは、会社の利益を考えろ。人を思いやるのは勝手だが、会社には関係ないことだ」
 清太郎は、由美子の言葉など理解の範疇にないようだ。由美子は悲しくなった。
「お父さん、わたし、お父さんのことが理解できない。わたしにはとっても優しいのに、私のためなら何だってしてくれて、こんな豪邸に住まわして、毎日おいしいもの食べさせてくれて、ハワイにまで留学させてくれた。そんなやさしいお父さんが、どうしてそんな酷いことを言うの?」
 由美子は、涙を流した。清太郎は滅多に見れない娘の泣き顔をまじまじと見つめた。しばらくお互いの間に沈黙が続いた。
 清太郎は小声で、
「全く、おまえの言っていることはわけが分からん・・」
と呟いた。
 由美子は思った。父にこれ以上、何を言っても無理だ。清太郎は、今回に限らず今まで会社の利益のために数多く似たような環境破壊を押し進めてきたのだ。それを、自分のような小娘が文句を言ったところで考え方を変えるなんてことあり得ない。
 沈黙の中、由美子はふと健次のことを思い出した。まだクアランコクにいるのだ。せっかくの医薬品原料探索が中止になってしい、そのことが心苦しかった。一ヵ月後には、あの森の伐採が始まる。あと一ヵ月しかない!
「お父さん、ダムのことはどうでもいいわ。だけど、お願いがあるの。ダムができるのは一ヵ月あとのことでしょ。その一か月の間だけでいいの。森に入って、医薬品の原料を探しに来ている人達を入れて」
「医薬品の原料を探すだと! いったい何者なんだ?」
 由美子は、健次との関係を今話すのはまずいと思った。清太郎は、健次と会ったことはないから全然知らないのだ。由美子の恋人であることなどを今話せば、余計な混乱を生じさせてしまう。
「わたしがハワイで知り合った友達の薬理学者が率いる調査隊よ。熱帯雨林から癌やエイズを治せる薬の原料を探しているの」
 清太郎は、その言葉を聞いてはっとした。癌やエイズを治せる薬を熱帯雨林から探す?
「何、馬鹿なことを言っとるんだ。そんなものがあるか!」
「探してみなきゃ分からないわ。わずかな可能性にかけて頑張ってるの。熱帯雨林は生物の種類がとても豊富なところよ。今まで発見されてない特殊なものが存在するかもしれないの。そして、それが癌やエイズを治す薬の原料になるかも・」
 ゴホ、ゴホ、ゴホ、清太郎が喘息のような咳をした。
「お父さん、どうしたの、大丈夫?」
 咳がまた続いた。ゴホ、ゴホ、苦しそうで身動きが取れないみたいだ。
「由美子、薬を、取って、くれ。右の、一番上の、引き出しに、入っている。それを、わしの口に入れて、くれ」
 咳をしながら途切れ途切れに言う。
 由美子は、さっと引き出しを開けた。粒状の薬を入れた瓶詰が入っていた。 
 瓶を取り出し蓋を開けた。粒を一つ取った。由美子は、急いでそれを咳を吐き出す清太郎口の中へ押し込んだ。水差しとコップがそばにあった。すぐに水をコップに入れ、それもすぐに口へ押し込んだ。清太郎が喉をグイグイ鳴らしながら飲み込む。
 しばらくすると、咳はおさまった。
「お父さん、ひどい咳だわ。いったいどういうことなの? 何かひどい病気じゃ」
 由美子は、恐ろしく心配になった。どう見ても普通の風邪で患う咳にはみえなかった。
「医者に行って検査をしてもらった。どうも働き過ぎで体の調子を最近崩しているらしい。まあ休みを取るようにしていれば、じきに治ると言っていた。心配するな!」
「心配するわ。あんなに咳き込んで」
 由美子は、何だか自分が父親を責めすぎて咳を出させた気がしてしまった。
「由美子、その医薬品の原料を探すという奴だが、工事が始まる前までなら構わん。入れてやりなさい」 
「お父さん! 本当?」
「ただし言っとくが、工事が始まったら、おしまいだ。分かったな」
 清太郎は由美子をじろじろと見つめながら言った。由美子は心配そうな表情から喜びの表情へと変わっていった。

 清太郎は、由美子に社長命令を書いた署名入りの文書を差し出した。それにはダム建設予定地の森に工事開始日前までは、安藤健次を含めた医薬品調査隊員のみ入れるというものだった。
 由美子は、取りあえずクアランコクの健次に電話をして文書はファックスで送った。もちろん、現地の当局に話しは伝わっている。健次は大喜びだった。そして、言った。
「由美子、安心しろ。もしかしたら、すごい原料が見つかって、明智物産が森を破壊するのをやめざる得なくなるかもしれない。癌でも治せる薬を作れる原料があるなら、ダムなんかよりも価値が出てくるもんな」
 すっかり、薬の原料を見付けた気分だった。

 由美子は、その夜、父と食事を共にし、いろいろな話をした。話の内容は、主に子供の頃から高校時代まで父と遊んだことなど家族としての思い出話や自分の五年間のハワイ生活の話しだった。これ以上、森の話はしないことにした。今の由美子には、それで満足だった。

 次の日の朝早く、由美子は、慌ただしくも、クアランコクへ向けて出発した。空港に行く途中、真理子のアパートに寄ってみたが、真理子は留守だった。真理子には、本当にすまないことをしてしまったと思った。自分には責任があるのだ。取りあえず、父には、大日本新聞社に掛け合い真理子に元のように記者として復帰できるように頼んだ。大広告主の父が指示するのなら、問題なくその頼みも通るはずだ。

Part 11につづく。
by masagata2004 | 2007-07-13 21:31 | 環境問題を考える

ああ、美しい!

b0017892_19462057.jpg

でも、この後雨が降りました。
by masagata2004 | 2007-07-11 19:46 | 風景写真&動画集

参院全国区は「尾辻かな子」候補に注目!

公示まで2日間と迫った参院選。このままの調子で行けば民主党が勝利しそうですが、その民主党が全国比例区で公認した女性候補に注目。「尾辻かな子」といわれる候補は、何と日本で初めて主要政党に公認された同性愛者であることを公言した候補者です。欧米では、かなり前から数多くいるようですので、ついにそのゲイ・ムーブメントがここまで追いついてきたということでしょうか。彼女は、公約に同性愛者を含めた社会的弱者や少数派の権利擁護に尽力したいと述べています。

尾辻候補の記者会見の模様はここに。有料ですが対談番組がここで見られます。

また、尾辻候補が取り組んでいる同性愛問題ですが、このような記事をJANJANに投稿したことがあります。

ちなみに日本も近代化前にはゲイとかは自由であったと、この記事を読めば分かります。
by masagata2004 | 2007-07-10 20:59 | 時事トピック


人生は常に進歩していかなければならない


by マサガタ

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

カテゴリ

全体
プロフィール
自作小説
映画ドラマ評論
環境問題を考える
時事トピック
音楽
スポーツ
ライフ・スタイル
米留学体験談
イベント告知板
メディア問題
旅行
中国
風景写真&動画集
書籍評論
演劇評論
アート
マサガタな日々
JANJAN
スキー
沖縄

タグ

最新のトラックバック

映画「終戦のエンペラー」..
from soramove
【映画】バーダー・マイン..
from しづのをだまき
インサイダー
from 映鍵(ei_ken)

フォロー中のブログ

高遠菜穂子のイラク・ホー...
ジャーナリスト・志葉玲の...
増山麗奈の革命鍋!
*華の宴* ~ Life...
poziomkaとポーラ...
広島瀬戸内新聞ニュース(...
楽なログ
美ら海・沖縄に基地はいらない!

その他のお薦めリンク

ノーモア南京の会
Peaceful Tomorrows
Our Planet
環境エネルギー政策研究所


私へのメールは、
masagata1029アットマークy8.dion.ne.jp まで。

当ブログへのリンクはフリーです。

検索

その他のジャンル

ブログパーツ

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

東京
旅行家・冒険家

画像一覧