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韓国映画「ゲエムル 漢江の怪物」 韓国の基地問題

ソウルの大河、漢江に魚が奇形して巨大化した怪物が現れる。人々を食い殺していく中、ある露店の娘が怪物に拉致され、その父親を含む家族が決死の救出をこころみる。でもって、ジャンルはB級ホラー。だから、怖いようで、安心して観られる。

さて、この怪物はどうやって現れたか、映画の冒頭で米軍基地の施設で大量のホルムアヒドを流しに捨てるシーンがあり、それが原因だったといわんばかりで、その後、随所に米軍に対する韓国民の不信感が表されている。でもって、この有毒物質の下水への投棄は実際にあったことを元にしている。

日本と同様、韓国にも米軍基地があり、首都ソウルには、ど真ん中に大きな基地が存在するというから、驚き、もっとも、日本も横田基地があるし、そのうえ、その基地は首都の制空権を握っているんだから同じことだよね。

そんなわけで、米軍に対する反感が、映画には分かりやすく表れ、日本と同様に、自国政府はアメリカの言うことに追従するばかりという情けなさも描写されている。

ただ、韓国は陸続きで北朝鮮と対峙しているから、日本よりは米軍を必要としている面があり、その点、割り切れないところがあると思う。日本の場合、ソ連のあった冷戦時代から情報と頭が切り替わっていないノー天気な右翼がよいしょして、大半の国民は防衛に無関心というから、役にも立たない米軍に多額の税金をつぎ込み続け、環境まで破壊されているという情けない事態に陥っている。ちなみに、韓国の米軍基地は、近々、縮小、将来的には全軍撤去の予定。それが、普通の主権国家だよね。

アメリカは、傍若無人であるということなんだけど、特に軍事に関してはそうなんだろうね。はっきりいえば、それしか自国のまともな産業がない。そして、経済を維持するためのドルの価値を維持するためにも世界中で軍事力を誇示していく必要に迫られ、それが、更なる負担を生むという矛盾にさいなまれている。

でも、そんなことして大丈夫なんですかね。戦争に負け続け、その戦争を後押しした石油産業との癒着で、最近の油田爆発事故は起こったという説が流れているくらいだもんね。なんだか因果応報というか、しかし、矛を収めるにも収められない、軍事力なきアメリカは、泡のないビールみたいになってしまうんだろうから。

ま、どうでもいいか。というか、日本人はアメリカ人に対する見方をきちんと変えないと。

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by masagata2004 | 2010-06-30 22:47 | 映画ドラマ評論 | Trackback | Comments(0)

男は結婚していないとゲイだと思われる

「結婚しないの?」の質問になんて答える?(エキニュー恋愛総研) - エキサイトニュース

そんな風に思われたくなくて結婚しようと思ったことがある。別にゲイに偏見はないが、私はゲイではない。そう思われることが時にあるので、一応否定しておく。ちなみに女性はレズビアンだと思われるわけではない面、「売れ残り」と揶揄される。

でも、結婚というのは、したいと思った時にしたい相手に出会った時にすればよくて、何歳までにするというものではないのは確かだ。封建時代は、個人の意志より社会の風習やお家の事情で結婚相手を決められたので、ある意味、楽な面があったのだと思う。

考え方を変えると、結婚したくないわけではないが、一生独身でもいいと考えてもいる。結婚したからといって、すぐに離婚してしまえば、最初からするんじゃなかったと思うし。自分を含め計算高い人間には結婚は向かない。

よくいわれる出生率の低下問題でいえば、結婚する気のない人に「産めよ、増やせよ」とせっつくよりも、結婚したいんだけど、また結婚はしなくても子供は欲しい、だけど、金がない、面倒みてくれる人がいない、から諦めている人を支援する政策を提供すればいいのではないか。

民主党の子供手当よりも、託児所無料、15歳までは医療費無料、大学までの教育費無料(給食費を含めて)を実行に移せばいい。つまりのところ、貧しいシングルマザーでも、子供を育てられるシステムを構築するとかすれば、解決に向かうはず。その効果は、諸外国でも証明済み。

そんなわけで、結婚はしません。
by masagata2004 | 2010-06-27 14:15 | マサガタな日々 | Trackback | Comments(0)

ガーナ音楽


新宿にて。
by masagata2004 | 2010-06-25 20:46 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

ホテルの窓から

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by masagata2004 | 2010-06-17 07:43 | 風景写真&動画集 | Trackback | Comments(0)

シェークスピア作「ベニスの商人」から学べ

政治 - エキサイトニュース

昨今の屈辱的な日米合意だけど、それをうまく打破する方法を思いついた。良識のある民主党の方々は使って欲しい。

名付けて「ベニスの商人」作戦。いわずと知れたイギリスの名劇作家ウィリアム・シェークスピアが書いた作品だが、物語は、金貸し、シャイロックに借金をして、返済ができないならば、胸の肉を金貸しに差し上げると書かれた契約書に署名をしてしまった男の妻が、その借金返済を求める裁判の裁判官になりすまし、夫の苦境を救うというもの。

裁判官に化けた妻はこう言う。
「まて、シャイロック、肉はとってもいいと言ったが、血は流していいとは言ってはおらぬぞ」

さてさて、これはどういう意味か。早い話、契約は有効だが、だけど、書かれてないことまで勝手にはできないよということ。なんくせつけて、合意を無効にしちゃえばいいだろう。

だから、大筋合意で辺野古の海に滑走路建てるといっても、いくらでも条件を出してハゴにできるというもの。例えば、滑走路はいいけど、埋め立ては駄目よ、とかね。

埋め立て駄目なら、桟橋方式、それは米軍もお断り、それに環境アセスが遅れるし。

だから、こう言えばいい。
「だから、埋め立てでなく、環境アセスを著しく遅らせない方式を話し合って思いつけば?」
建設費用は日本の税金で出し、日本の海で造るんだから、そういうこちらの要望をきくのは当たり前でしょう。こんな海を埋め立てるのは自然への冒涜だよね。
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もうアメリカの気を使う必要ないだろうに、日本を守っていないし、経済的に疲弊して、日本にとっては利用価値がかなり下がっている奴らだし。そのくらいの知恵を出して、はぐらかせば。

そういえば、菅さんは就任後、民間人を中国大使に任命するなど、中国寄りをアピールしていたな、アメリカに対する警告かな。また、恫喝したり威張ったりすると、中国によっちゃうぞって。そしたら、両国で米国債売ってドルを基軸通貨から蹴落とすぞって。

外交なんて「政権代わっても国同士の合意は守れ」とかいう正義論は後付け、要は条件闘争。ブッシュだって政権交代して京都議定書離脱したし、オバマはまだ復帰していない。それでグリーン・ニューディールだなんて笑わせちゃう。

しかし、この辺の事情、アメリカも分かっているような感じがするな。菅とオバマの電話対談をホワイトハウスが伝えた時、普天間のことは出なかったっていうからな。どうとでもしてくれだろう。はっきりいって、そもそもアメリカにはどうでも良かったことだったんだから。一番、熱心だったのは外務と防衛官僚だったていう噂。

たださ、菅さんには期待しとらんよ。どうせ、官僚のいいなりになるだけでしょう。

願わくは当面、選挙前だから、言いなりになった振りして、参院選後、がらっと態度変えちゃって、官僚に対し反転構成をかけるってやり方もあるぞ。それか、あの小沢さんが出てくるか。
当初から米軍追い出せ派で、辺野古案には強く反対していた人だし。

きっとシェイクスピア顔負けの政治劇がこれから繰り広げられることに。
by masagata2004 | 2010-06-14 22:02 | 演劇評論 | Trackback | Comments(0)

旅小説「私を沖縄に連れてって」 第3章 浜辺



 漁師になるとはどんなことか、さすがの龍司も、沖縄行きの前にちょっとした予備知識を蓄えた。
 日本全国には、現在、二十三万人の漁師がいるといわれる。漁師には、沿海の漁師と、出港したら数ヶ月、洋上に居続けながら漁をしなければいけない遠洋漁業の主に二種類がある。これから、辺奈古でするのは沿海漁業になる。
 これまでサラリーマンとして暮らしてきた龍司にとって漁師なんて、無縁の世界だと思っていた。都会育ちで、日々口にする食べ物がどこから来るのかなど考えたこともなかった。
 はっきりいって、漁師はサラリーマンというような一定の給与を貰い安定した暮らしをするという労働形態はほとんどない。基本的に自由業だ。
 自由業といっても、誰でもできるわけではなく。各漁場の漁業権を独占してもつ漁業組合に所属しなければいけない。
 そして、いざ漁師となると、自営業として、操業用の船、機材、無線を自前で購入、必要な資格を習得しなければいけない。
 その点は、何もかもお膳立てして貰い、決まった業務をこなすだけのサラリーマンとは大違いなのである。
 もちろんのこと、自営業だからこそ、自由に働く日や時間を選べる。
 しかし、収入は安定しているものではない。はっきりいえば安い。もちろん、大漁になれば別だが、普通はそんなに期待できるものではない。当然、自然の海が相手だから、天候や海の状態に収入は大きく左右される。天候が悪ければ、漁に出ることさえ出来ない。漁に出ても、必ずしも、魚を収穫できるとも、限らない。
 いざ、働くとなると、きつい、汚い、危険という言葉がつく3Kの世界である。朝は、たいてい午前五時ぐらいから起きて漁にでかけるのが普通である。重い道具を運んだり、荒波の中で船を操舵したり、獲った魚と格闘したりと凄まじい体力を要する。
 収入が高いとはいえず安定せず3Kの職種。当然のこと、なりたがる人は多いとはいえない。むしろ、年々減っているのが現状らしい。
 そもそもが、漁村内の家族経営で代々受け継がれるものであり、漁師というのは子供の頃から、その漁村で生まれ育った者が親に師事して一人前の漁師となるというのが従来からのシステムで。龍司のようなよそ者が入り込むというのは稀らしい。
 だが、最近では、漁業の衰退から、親の跡を継がない子弟もいるため、家族経営での伝承がなくなり、よそ者で他業種からの転職を希望する人々を受け入れることもあるらしい。
 ただ、そうは言っても、他業種からの未経験者がするにはクリアすべき条件がある。当然のことながら、体力の問題である。
 特に龍司のような三十代にもなると、今更鍛えて強くなるなんてことは期待できない。
 その点、龍司は体力には自信があった。小学校の頃から水泳をやっており、中学・高校の時は水泳部に所属、インターハイに出場したこともあった。また、大学に入ってからは、水球部に所属していたことがあった。
 社会人になっても、得意の水泳は続けており、その他、ジョギング、ジムでの筋肉トレーニング、数年前からは空手道場に通い、黒帯の初段を取るほどであった。百八十五センチの長身の上、体は筋肉質であるので、誰が見ても体力や腕力には問題がないことが一目で分かる男だ。
 そのうえで、最初の半年間は所属することになる漁業組合の熟練漁師から半年から一年間の見習い研修を受け、その後、独立の運びとなる。

 龍司が今いるのは、辺奈古といわれる漁港だ。漁港を挟んで右側が、辺奈古川という川が海と合流する川下で湿地帯になっている。左側が、長く続くビーチだ。ビーチの先に何棟かの建物が見える。リゾートホテルだろうか。

 夏真っ盛りの八月、沖縄は暑い。だが、不思議なことに東京ほどの暑さを感じない。おそらく、海風が吹くせいだろう。東京はコンクリートジャングルで、湿気も熱気もたちこみ体感温度が非常に高くなる。そのうえ、背広にネクタイの着用となれば尚のことだ。今は、身軽なTシャツと半ズボンを着ている。
「さ、いくぞ」
と安次富は龍司を案内する。鉄筋の二階建てで建ったばかりのような立派で新しい建物があった。「辺奈古漁業組合保全施設、漁業研修所」と壁に文字が打ち付けられている。
 ここか、と思いきや、安次富は、その鉄筋の立派な建物を素通りした。
 漁港とは反対側の奥まったところ、丁度、丘の山肌に接するところにぼろい平屋の建物があった。鉄筋でできているが、壁が黒ずんでいてかなりの年代物だ。
 建物の周りには、籠や網などの道具が置いてある。
 建物のドアを開け中に入る。



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「おい、みんな紹介するぞ。こいつが新入りの見習いだ」
 中に入ると数人の漁師らしい日焼けした男たちがいた。年代は龍司と同じ年頃から、四十代、五十代、安次富と同じ六十代ぐらいという感じだ。煙草を吸っていたり、御茶を飲んでいたりする。やや、疲れ切っている感じからすると、丁度、漁が終わって帰ってきたところだろうか。
 龍司は、名前を告げ簡単な自己紹介と初対面としての挨拶をした。漁師達も一人一人自己紹介をした。
「よろしく、内地からよく来たさな」と挨拶を返す者がいた。
 内地、そうかつまりは本土人のことをそう呼ぶのかと思った。靴を脱ぎ漁師達が座っている茣蓙の上に座った。一人の漁師から煙草を貰った。どうも、と言い煙草を貰い龍司も吸った。そして、話しを始めるが、彼らの言葉がよく分からない。沖縄弁だ。というより、沖縄語と言っていいぐらいに言葉が違い過ぎて理解できない。畜生、俺はよそ者か、ということを痛感した。
「おい、みんな、こいつは明日から、わしの見習いとして、漁に出る」
と安次富が言うと
「おい、安次富さん、明日は駄目だと通告が出ているよ」
と漁師の一人。
「そうか、分かった。ならば明後日からだな」
と安次富。
 その後、漁師との会話をする。龍司が積極的に話しかけた。龍司が話しをすれば、相手は標準語で返す。その会話で分かったことは、この漁場で獲れるものは、数多くあるが、もっとも代表的なものは現地で「ミーバイ」と呼ばれるもので、標準語では「ハタ」と呼ばれる魚である。
 その他、魚を獲るというだけでなく、海中に網を張り種付けをして、もずくを育成する海中農業のようなこともしているという。
 未経験者で都会でずっとサラリーマンをしていた自分に対して、やや不安じみた表情で「大丈夫、続くの? 生活はかつがつだよ。しけで一ヶ月も漁に出られないこともあるぞ」
と言われた。とりあえず、収入に関しては、見習い期間中は生活費程度は貰え、住まいは、漁師詰所であるこの建物の一室に住み込むことになるとのこと。
 まあ、勢い余って来たので、自分としては試しがてらのつもりだ。駄目なら、東京に戻るさ、と考えていた。だが、やれるだけはやってみないと。
 その日、暗くなると漁師達は、それぞれの家に戻った。安次富も去り、独りぼっちになった。
 夕暮れ時の漁港に出て一人煙草を吸いながら哀愁にふけった。さて、どんな日々をこれからおくることになるのか。東京とは大違いになるはずだ。

 朝、目を覚ました。時間は午前六時。龍司は、もってきた荷物から海水パンツと水中メガネを取りだし、外に出て浜へ急いだ。
 海水パンツ一丁の姿でビーチに立つ。エメラルドグリーンの海岸が目の前に広がる。
 ビーチは漁港から数キロほど続いているが、数百メートル先に有刺鉄線らしき柵がもうけられていた。龍司は思った。おそらく、その柵の先は、その先の施設、きっとリゾートホテルか保養所のプライベートビーチなのだろう。それを区切るためのものではないか。
 龍司は、水中メガネをはめ、さっさと海中へ入っていった。得意の泳ぎで一気に数百メートル進む。実に気持ちいい。波に揺られ、透き通った海水を移動する。小魚の群にも出くわした。
 海水浴など何年ぶりだろうか。普段はプールで泳いでいた。それに、こんな綺麗な海で泳ぐのは生まれて初めてだ。
 と、その時だ。真上で轟音が轟いた。見上げると三機ほどヘリコプターがあった。黒い大きなヘリコプターだ。何が起こっているのか。そして、そのヘリコプターから、ロープがさっと吊された。
 すると、吊されたロープに黒い服を着た人間が伝って降りてくる。おお、これは、まるで軍事演習だ。
 そして、どんどん、ヘリに吊されたロープから人が海中に落ちてくる。龍司は、その光景をじっと仰天しながら見つめていた。まるで映画を観ているようだ。
 しばらくして、誰かが海中に浮いている龍司の体にぶつかってくるような感覚を受けた。何だと思った途端、龍司は海中に吸い込まれた。目の前に髪の毛の茶色い水中メガネをつけた男が見えた。外国人の兵隊のようだ。
 龍司は、ぞっとして男を突き飛ばし、海面に浮上した。すると、その男も浮上する。
「お前は何者だ?」
と男は英語で話しかける。ヘリコプターの轟音が鳴り響く中、龍司は怒鳴って英語で言い返した。
「ただのスイマーだ。あんたこそ何者だ」
 茶髪の男は、何も答えず、すぐに海中に潜り、どんどん浜辺の方へ泳いでいった。彼以外に数人の兵士らしき者共が浜辺へと泳いでいく。有刺鉄線の向こう側の浜辺だ。
 龍司は、わけの分からない気持ちになり、ただ、この場にずっといるのはまずいと考え、元の浜辺に戻ろうと泳いでいった。
 浜辺に着くと、安次富が立って待っていた。なんだか、いかめしい顔をしている。こりゃ、まずいことしてしまったな、と思った。
「きちんと説明してなくて悪かったな。今日は軍事演習があるのさ」
「軍事演習って、じゃあ、あそこは」
「あれは、米軍海兵隊の訓練基地、キャンプ・ヘナコだ」
 海兵隊の訓練基地だって。そんなものが漁港と隣り合わせに。
 龍司は、ぞっとした。
by masagata2004 | 2010-06-14 10:09 | 沖縄 | Trackback | Comments(0)

旅小説「私を沖縄に連れてって」 第2章 漁師になりたい

米軍基地建設をめぐる海人(うみんちゅう)の戦い

まずは第1章をお読み下さい。

 龍司は、毎日の満員電車による通勤が酷でならなかった。片道二時間かけて府中から、千葉の幕張まで行く。この仕事に就く前まで、大学を卒業後、職場を四回変えた。これまでは都内であったので一時間以内で通えたが、今度は二時間もかかる。引っ越そうかとも考えたが、引っ越すためのお金が十分にない。
 前に勤めていた会社は、水産関係の貿易会社で仕入れを担当していた。だが、入社後四年が経って倒産。失業保険で就職活動をして暮らした。丁度、保険の支給が切れて生活費も底をついた時に、その殴った上司から電話があり採用の知らせがきた。
 面接に行った時、とても遠いなと思っていたが、それでもやも得ぬ、選択の余地はないと考え採用を受けた。
 龍司が採用された最大の理由は、英語力だったらしい。それは、これまで採用を受けたところは、どこもそうだった。
 出身大学は三流とはいえないが、一流にはほど遠い二流クラスの大学。卒業後の進路を憂い、大学時代交換プログラムで半年間カナダへ語学留学をした。卒業後、就職が決まらず、それならばと思い、さらにイギリスへ半年間語学留学をした。
 もともと英語は、中学時代から得意な科目であった。だから、社会に出てビジネスマン並みにぺらぺらと喋られるようになりたいという想いがあり、また、その方が就職に有利だと思った。
 留学先では、生活に密着しながら一気に会話力を磨いた。カナダでもイギリスでも、すぐにガールフレンドができたため、そのことが上達を大いに助けた。
 龍司は、子供の頃から女性にもてるタイプであった。背が高く、顔もイケメンだといえる。
 もっとも、付き合っても長続きしないのが問題であった。なので、結婚までして一年足らずで離婚したことが二度もある。性格が短気で、やたらと自己主張が強い。そして、平気で浮気もする。それが自分の誇れるところと思い上がっているので、さんざん離婚された女性にこき下ろされても、その性格は直らなかった。
 そして、就職も、いつも務めては長続きがしなかった。正社員として雇われても、一年か二年で退職せざる得ない状況になった。上司、同僚、クライアントと揉め事を起こしてしまうのである。
 さすがに四番目に務めた前職では、そんなトラブルがないように慎重に振る舞ったが、会社が倒産して転職先を探さなければならなくなった。
 しかし、そこは今までになく酷だった。会社は米国系のビジネスコンサルタント企業で、日本の小売業者にアメリカ流の利益増進プログラムを提供することを事業内容としていた。
 龍司は、営業を担当したが、日本語が話せないアメリカ人上司の通訳や翻訳も担わされた。いわば彼のアシスタントであった。アメリカらしく彼をファーストネームのピーターと呼んでいたが、性格は最悪であった。
 龍司以上に短気で、やたらと注文が多い。ミスをすれば激しくどやす、同僚やクライアントがいる前でだ。
 そして、務めて三ヶ月後、龍司は我慢が頂点に達した。
 それは、会社でクライアントのための物産展を幕張メッセで催すことになった日だ。メッセは、会社の隣にあるビルで、クライアントと共に頻繁に利用しているコンベンション・センターである。
 その日、いつもの出社時間より早くメッセに行かなければならなかった。入社後、何度かそういうことを経験したので、予定の時間に合わせてアパートを出たが、問題は、通勤電車が人身事故にあったため、大幅に遅れたことだ。おそらく、ホームに誰か自殺で飛び込んだんだろう。こんなことは、何度も経験があったが、いかんせん、その日の物産展は、会社としては最も大事なクライアントのためのものである。
 遅れることをとりあえず、携帯電話で知らせたが、ピーターは「出来るだけ早く来い」と言い返すだけだった。
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 一時間遅れでメッセに着いた。だが、ピーターはかんかんであった。龍司が通訳を務めて訪問客に披露するデモンストレーションがキャンセルになったためだ。
 ピーターは龍司に、アメリカ英語で、こう言い放った。
「君は、もう必要ない。二度と顔を見せるな」
 その言葉に龍司は怒りを爆発させ、ピーターのネクタイを引っ張り、即座にパンチを食らわした。
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 その後、龍司はメッセを出て、近くの海浜公園をほっつき歩いた。砂浜の海、それは東京湾岸であった。そんな海を眺めながら、前の会社にいた時のことを想い出した。十ヶ月ぐらい前、だったろうか。
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 それは、沖縄へ出張に出た時のことだった。思い出す、今見ている海よりはるかに美しい沖縄のエメラルドグリーンの海。飛行機から眺め港からも眺めた。大きな港の水産卸売市場に立ち寄った。そこで、生鮮魚類の調達のため派遣された。東京は秋深まる中、沖縄は背広では、汗ばむほど暖かかった。

続き
by masagata2004 | 2010-06-13 17:14 | 沖縄 | Trackback | Comments(0)

菅さんの選挙運動支援をした思い出がある

Excite エキサイト : 政治ニュース

それは、確か2003年だった。三鷹市に行き、そこの菅さんの事務所に立ち寄って、何かできないかといって、市内に貼られた選挙ポスターが剥がれ落ちてないかなとチェックを自転車に乗りながら回った。その時は、野党民主党の菅代表だった。作業が終わって事務所に戻ると、夫人の菅伸子がいた。写真を撮れないかと頼んだが、疲れた顔しているから駄目と拒否されたのを覚えている。

結果は、議席が増えたものの政権交代を起こすほどはなかったし、翌年は年金未納問題でみっともない辞任をした。そういえば、その時、代表になったのも、鳩山さんの辞任後だったよな。

あの時とよく似ている。鳩山さんが、党首になったとたん、論功行賞での幹事長人事を行い不評をかって辞任した。政権取ったのに同じように辞任。どちらも、彼の回りをみない独断でことを進め、批判を強め辞任に追いやられたという筋からしてそっくり。あれから進歩がなかったということか。ということは菅さんはどうかな。来年、未納問題のような足元のスキャンダルで辞任を強いられるか。というか、参院選後は、次の衆院選まで辞任せず、堂々とやっていけるから、そのままでいいか。

ところで、菅総理は日米合意を踏襲すると言ったそうな。そりゃまあ、同じ内閣で副総理の立場だったなら、そういわないと整合性が合わない。しかし、辺野古に移設する気があるのかといえば、彼の政治信条からしてないと思われる。

そもそも、アメリカ側もグアムへの移転費用を今年度7割削減するとして、移設作業が進まないと見込んでいる。どうせ沖縄が合意しないから無理だろうとふんでのことだ。それに政権内に反対の人が多いし、どう考えても日本人には辺野古基地は受け入れられない。アメリカも反米感情が増幅されるのをことさら恐れている。菅さんが中国寄りなら尚のことだ。日中で米国債売り叩きをされたら、たまったものじゃない。

そもそも、その意味ではアメリカは辺野古の件で、とてつもない外交上のミスを犯したといえる。鳩山総理辞任は、対米追従は世論、有権者の支持を落とす事態になっているということ。日本の民意がアメリカに拒否反応を示しているということだ。

今回の辺野古の件は、鳩山さんの思いつきとやる気のなさが招いたこととしか思えない。まずもっていえば、アメリカにとってはどうでもいいこと。それならば、きちんと提案を出して交渉もできたのに、それを怠った。そして、5月末を迎えたということ。だから、相手の要求を呑まざる得なくなった。なんたって、日本側にアメリカの味方をする輩がついているのだから、最初から勝負にならない。

菅さんは、そのことを十分承知しているのだろう。おそらく、それなりの企みを持っているのだろうと思いたいが、しかし、どうなんだろう。それでも、頼りないよな。ただ、今度は参院選後は選挙を全く気にすることなく、3年間思いっきりできるから、総理の立場を利用して正々堂々とすればいいのではないかな。

残念ながら、私は、彼にも民主党にも全く期待していない。次の参院選では選挙区も比例区も民主以外のところに入れる。辺野古の件には怒っている。辺野古の龍神様も怒っているぞ。

写真は、その龍神様が祀られている辺野古漁港内の島。

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by masagata2004 | 2010-06-06 16:55 | 沖縄 | Trackback | Comments(0)

これも芸術?

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by masagata2004 | 2010-06-03 12:49 | アート | Trackback | Comments(0)


人生は常に進歩していかなければならない


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