映画「ヒルビリー・エレジー」 米共和党副大統領候補の生い立ち
この映画に興味を持ったきっかけはドナルド・トランプ米大統領候補が指名した副大統領候補の猫発言がきっかけだった。副大統領候補のJ・D・ヴァンス氏は民主党陣営を批判するコメントとして「カマラ・ハリスやピート・ブティジェジ(運輸長官)らの民主党政権にいる奴らは猫好きレディの集まりで子供がなく社会に対して利害を持っていないのだ」と言い放ったのだ。
ブティジェジ氏はゲイの男性だから、子供のいない女性だけでなく同性愛者に対しての偏見に満ちた言葉ともとれる。
この発言に対してはアメリカでは多くの批判が集まったが、私自身、なぜ同氏がそのような発言をしたのかに興味を持った。アメリカ人で私よりも若い人なのに、なぜこんな古風な考え方をしているのだろう。
そのために観たのがこの映画だ。ヒルビリーとは山間部の貧困層を指し、エレジーとは哀歌、つまり悲哀に満ちた物語で、同氏が書いた小説を映画化したものだ。
観てなぜ、あんな発言が出たのかがわかった。
同氏の家族は中西部の貧困地帯で育った。母親は薬物中毒であり看護婦だったのを解雇され、さらに息子であった同氏に暴力をふるう始末。やも得ず祖母が同氏の面倒を見る。
大学にいくための奨学金を手に入れるためイラク戦争に従軍。従軍後、名門エール大学法学院に入学して弁護士の資格を取る。しかし、母親は精神病を患い同氏の弁護士事務所の就職面接前に母親を病院に入院させなければならない状況におかれる。
虐待をしたりする母親ではあったが息子を愛していたことは確かで息子として母親を助けたい気持ちも強い。そんな実体験から子供を持たない者共に社会問題への対応など分かるはずがないだろうという思い込みが強まったのだと思う。
本人は大学時代に知り合った女学生と結婚、彼女との間に3人の子供をもうけている。
私は子なし猫好き男で、以前、猫を飼っていたから、同氏の批判の対象であるわけだ。そして、その批判は理屈を超え納得する面もある。
エッフェルおっさんのフランス研修報告
詳細内容
マッチポンプ映画「バービー」 さよなら、フェミニズム、さよなら、アメリカ
ここからネタバレ
漫画「エースをねらえ」と統一教会
さて、
最近気づいたこの世の中に要らないもの
私の体験記、意見、評論、人生観などについて書きます
by マサガタ
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |
カテゴリ
全体プロフィール
自作小説
映画ドラマ評論
環境問題を考える
時事トピック
音楽
スポーツ
ライフ・スタイル
米留学体験談
イベント告知板
メディア問題
旅行
中国
風景写真&動画集
書籍評論
演劇評論
アート
マサガタな日々
JANJAN
スキー
沖縄
タグ
政治 シネマ 諸々 歴史 エコロジー 反原発 USA マトリックス 戦争 地域再生 猫 健康 ドキュメンタリー 性 ドイツ チャイナ ノベルズ 科学 フランス エジプト最新のトラックバック
フォロー中のブログ
高遠菜穂子のイラク・ホー...ジャーナリスト・志葉玲の...
地球を楽園にする芸術家・...
*華の宴* ~ Life...
poziomkaとポーラ...
広島瀬戸内新聞ニュース(...
井上靜 網誌
美ら海・沖縄に基地はいらない!
辺野古の海を土砂で埋める...
その他のお薦めリンク
Peaceful Tomorrows
Our Planet
環境エネルギー政策研究所
STAND WITH OKINAWA
私へのメールは、
masagata1029アットマークy8.dion.ne.jp まで。
当ブログへのリンクはフリーです。