アニメ映画「ハイカラさんが通る」 大正時代に興味を持たせた漫画

昨年に前半、今年は後半と2部に分けて、ワーナーという外資の映画会社が、やや古めの人気漫画のアニメ映画を製作して公開した。

私は、この漫画を読んでから大正時代について強い関心を持つようになった。ストーリーは、大正デモクラシーと呼ばれた時代の女学生が、親の決めた許嫁が戦死した知らせを受けながらも、強く生き抜く決心をしたものの、その許嫁が忘れられずにいる。そして、ある日、許嫁とそっくりの男性がロシア貴族としてやって来る。

ストーリーは、1923年の関東大震災で東京の街が破壊されたところで終わる。漫画の中で詳しく語られる個性豊かな登場人物や、紆余曲折ばかりの展開を短い時間でかなり凝縮していたが、漫画に詳しい人にとっては、懐かしく感じれる世界だった。

最後は、ハッピーエンドで、震災後の復興を目指す人々の姿で明るく希望を持たせようとしているが、その後の暗い不況と戦争の時代に移り変わることを考えると、どうもスッキリしない感が残る。

その時代、ドイツ、この漫画の許嫁の片親の出身地であるドイツはワイマール共和国の時代だった。大正デモクラシーのような世界で最も民主主義の進んだ国だったはずだったが、世界恐慌とヒットラーの巧みな騙しの術で、暗黒の世界へと変貌していく。

大正デモクラシーやワイマール共和国のような時代は、そもそも長続きするものではないのかもしれない。

映画の中で歌われた当時の流行歌、「命短し、恋せよ乙女」で始まる「ゴンドラの唄」のように。



# by masagata2004 | 2018-12-04 21:52 | 映画ドラマ評論 | Comments(0)

沖縄で出会った宗教者

7月から3ヶ月の沖縄滞在の間、意外と思われるが、様々な宗教者との出会いがあった。


先月末の沖縄県知事選の玉城デニー氏の大勝の裏に、公明党の支持母体であった創価学会の信者達の反乱があったことは、メディアの出口調査などで明らかになっている。現に、私も那覇市のデニー氏の応援集会で創価学会の象徴の三色旗を目にしたし、玉城氏の選挙事務所でも勝利宣言と共に三色旗が振られているのが映されていた。辺野古新基地建設を容認する立場の候補を自民党と共に推薦する公明党と創価学会の間に亀裂が生じていることを如実に表している。沖縄県の公明党は、その意味でかねてから反対の立場であった。今年2月の名護市長選挙では、公明党の推薦は、容認派を当選させるのに、かなりの効果を奏したが今回は違った。さすがにもう統制が効かなくなってきたと思える。


これは、 仏法の真理が彼らを奮い立たせたのではと考える。その仏法だが、私は、沖縄で別の仏法をもつとある宗教団体の施設に通っていた。以前から東京とそれ以外のところにもある施設に通っていたが、沖縄で、それもスピリチュアルな修業をする意味で通ったのは初めてであった。そこでは「御仏様に全てをお任せしなさい」という言葉を頂いた。その日は88日、翁長前知事が亡くなった日であった。まるで、その後のことを予感させるような出来事であった。


それ以外に、辺野古でも仏教者に出会った。キャンプシュワブのゲート前で活動されている方であり、辺野古で道場を開き、居住している。その方は、「宗教は世界中ある」という言葉を私投げかけた。私が、実際のところ、無神論者だということだから、そんなことを言ったのか。


さてさて、他にも宗教といえば、キリスト教の牧師らとも出会いがあった。実は、私は家族はカトリック系。牧師というのは、プロテスタントの教会で説教を行う人。聖書の話をとっくりした。


出会ったのは日本人とアメリカ人の牧師であるが、日本人の牧師は老人で平和活動家の父親であった。アメリカ人は、元海兵隊員で辺野古に教会を開き、米兵たちに説教をしている初老の方。でもって、その教会にせっかくの機会だから、説教に参加。はっきりしたのが、如何に排他的であるということ。



続き
# by masagata2004 | 2018-10-16 22:57 | 沖縄 | Comments(0)

沖縄で3か月のドラマ体験

ここ三か月は、まるで連続ドラマを観ているかのようだった。東京から沖縄へ。そもそもは、沖縄県名護市辺野古で米海軍新基地の建設のための海岸埋め立ての土砂投入が8月中旬に予定されるということで、工事用車両ゲート前の座り込み抗議行動に参加することが目的であった。土砂投入の前の護岸工事も着々と進み、それにも抗議をしようと海上でのカヤックに乗っての抗議にも参加した。

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だが、護岸は完全に締め切られた。後は、池須となった護岸内の浜辺と浅瀬に土砂が投入されるのを待つのみ。



続く
# by masagata2004 | 2018-10-02 21:31 | 沖縄 | Comments(0)

10年前に書いた記事を復活 食品ロスについて

船場吉兆「使い回し」廃業事件に考える 外食はビュッフェスタイルで残さず食材活用を

海形マサシ2008/06/10

船場吉兆「使い回し」廃業事件とそれに関するJanJan紙面での意見などを見て、以前見た、米国のドキュメンタリー番組を思い出した。それはビュッフェ形式のレストランで、それまでは捨てられていた手の付けられていなかった料理で、ホームレスの人々に配給する慈善事業を始めたという話であった。食料自給率が4割もないのに、食品の3割以上が残飯として捨てられている日本でも見習うべきではないか。

日本食NA_テーマ2

船場吉兆「使い回し」廃業事件に考える 外食はビュッフェスタイルで残さず食材活用を | 「船場吉兆」本店、07年11月19日、大阪市中央区にて山本ケイ記者撮影(「偽装事件に揺れる「船場吉兆」本店」より)。

「船場吉兆」本店、07年11月19日、大阪市中央区にて山本ケイ記者撮影(「偽装事件に揺れる「船場吉兆」本店」より)。

 老舗の料亭、船場吉兆が、残った料理を他の客に出す分に使い回していたことが発覚し、以前の食材産地偽装などのことも重なり廃業という結末に陥った。「やむを得ぬ」という声が多い中、JanJanでは、世の中の空気を読まずに老舗の「もったいない」精神を受け継いだまででは、と擁護する意見も書かれている。

 この事件と「もったいない」精神で、あることを思い出した。10年以上も前に日本テレビの「世界まる見え特捜部」で放送されたアメリカのドキュメンタリー番組だ。

 ビュッフェスタイル(バイキングともいう)のレストランでは、トレーに残った食物が少なくなると、見栄えをよくするために出来たてのものに交換する。この番組ではその時、残った食物は捨てられるということを知ったある実業家が、それならば、その残り物を効率よくホームレスの人々に配給しようと慈善事業を立ち上げた話を紹介していた。

 このビュッフェ方式と、残り物を他用途に活かすやり方が、もっと一般化されないかと思う。日本には、食料自給率が4割もないのに、食品の3割以上が残飯として捨てられている恐ろしい現状がある。

 普通、レストランや給食だと一人分を定食として、一定量がまとめて提供される。人によって空腹感はまちまちなので、大して腹がすいてないとかなりの残飯が出てしまうことになる。そしてその度に「もったいない」と思われながら、残飯は捨てられる運命にある。

 そのことを考えると、必要な分だけを自分で取り、手をつけた残飯は極力少なくできるというこのビュッフェスタイルは、今後、外食や給食で一般化すべきスタイルだと思う。そして残ったものは、ホームレスや家畜の飼料などに回せるような配給システムを構築するのだ。

 「もったいない」から満腹であっても残さず食べるよりも、もったいない分は、他に回せるシステムにする方が合理的だ。それに最近は、石油の高騰、それに伴う食料の高騰が進んでおり、かつてのように金さえ出せば食料が買えるという時代でもなくなってきている。あるものは最大限活かすシステムにしなければならない。

 ビュッフェスタイル的なサービスは、船場吉兆のような高級料亭でも可能だ。お客が席を離れて料理を取りにいくのではなく、給仕が料理をお盆に盛ってきて、お客が求める必要な量を皿に載せればいいのだ。その日残った料理は、値引きして別の店でお弁当にしたりして売ればいい。

 筆者は以前、国際航空便のファーストクラスに乗った時、スチュワーデス(客室乗務員)がワゴンで運ぶチーズをほんの数ミリ切り分けて貰い、食したことを覚えている。高級ブルーチーズだった。腹の調子がよくなく、多くの量を食べられなかったが、チーズを含め少ないながら、とてもおいしかったことを記憶している。高級料亭などは、量は少なくても、味や食事をしている場の雰囲気、給仕のサービスを楽しむためにあるようなものだ。使い回さなければならないほど一度に出す必要などはない。

  


# by masagata2004 | 2018-06-08 21:58 | JANJAN | Comments(0)

テレビ東京ドラマ「プレイガール」はチャリ・エンのベースか?

最近、レンタルDVDで「プレイガール」なるテレビドラマを観た。1969年から74年にかけてテレビ東京で放送されていたドラマで、設定は、女性の保険調査員たちが保険会社からの依頼を受けて、様々な事件を解決していくという話で。ヤクザやギャングのような男たちと格闘を繰り広げるシーンがクライマックスにあり、当時としては先進的な女アクションのドラマである。

女アクションというと、私としては、1976年よりアメリカで放送され、日本でも放送された「チャーリーズエンジェル」を思い出す。そして、その内容は、この「プレイガール」に類似するところがある。女だけの探偵3人が、アクションと色気で事件を解決して、格闘シーンもある。

その他の特徴としては、女性ならではのお色気と様々な衣装でターゲットを操り、作戦を展開する点だ。当時は、ウーマンリブとかフェミニズムが盛んになった頃だときく。女性が格闘アクションなど現実味がないといわれながらも、その意味で時代の波に乗ったドラマだったと考えられる。どちらのドラマにも、そんな社会の動きを暗示するセリフがある。

プレイガールでは、最初の回のタイトルが「男ご無用」とあり、ドラマの中では悪者の男が「今の日本では婦人警官は少年課か交通課にしかいないんだ」と女が大それたことをするはずがないという感覚がみてとれる。

チャーリーズ・エンジェルでは、最初の回で女性だけのカーレース場が舞台となり、それを運営する男たちが不人気に憤って「やつらを裸にしても客は来ない」と荒っぽいセリフを放つ。

だが、女たちは見事に与えられたミッションをこなすわけである。プレイガールの方が先に製作され放送されたのだから、こちらが先をいっていたといえる。また、プレイガールに関しては、ボスからその他複数メンバーが全て女性であり、チャリ・エンと違い、男のボスや補佐役はいっさい存在しない。となると、日本の方が上をいっていたということになる。

私としては、女アクションやお色気より、当時のカルチャーに注目がいった。


続き
# by masagata2004 | 2017-10-22 15:54 | 映画ドラマ評論 | Comments(0)


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