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自衛隊員に捧げたい「蛍の光」

最近、私は愛国ムードに浸っている。

海ゆかば」という映画を観て、また、昨年、偶然にも訪れた記念艦「三笠」で触れた海軍人たちの亡霊のせいもあって、とっても変な気分だ。

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今や、その海軍が戦後抑えられてきた束縛から放たれ、本領を発揮しようとしている。ソマリア沖に護衛として派遣。軍隊らしく威嚇での射撃も堂々とでき、集団的自衛権も行使OK。来年は9条改正になろう。誰も阻むことはできない。論理なき護憲イデオロギーは崩壊の一途を辿っていくだろう。

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映画「海ゆかば」の感動シーン、佐世保港を発ち、日本海海戦に旅立とうとする水兵たちが艦上から見送る人々に手を振るシーンで、軍楽隊が奏でた「蛍の光」。何度もそのシーンを観ながら、涙するほど感動した。

誰もが知っている蛍の光だが、そもそもはイギリス、スコットランド地方の民謡「Aulang Lang Syne」である。日本では明治時代に軍歌として紹介。もともとは、酒を飲みながら友人との思い出を語るというのがテーマだ。ちなみにあの三笠の軍艦はイギリス製。日露戦争では、イギリスは日本に多大な援助をしてくれた。バルチック艦隊のスエズ運河通過をさせず、相手側の弱体化を促した。

You Tube でオリジナルの楽曲を有名なクラシック映画を背景に流すビデオを発見。歌声も良く、背景の映画は、「風と共に去りぬ」で有名なヴィヴィアン・リーが主演したイギリス映画「哀愁」の場面を切り取ったもの。
愛する人の戦死の誤報が、女性の運命を絶望のどん底に陥れるという悲劇。


by masagata2004 | 2009-06-21 15:01 | 音楽 | Trackback | Comments(5)
Commented by ruhiginoue at 2009-06-23 08:31
 憲法を見直すなら1条から。天皇はどうする?
『海ゆかば』にも「天皇陛下」の言葉が皮肉に出て来る。死んだ父親に寄り添う妻と子供に「非国民」と罵声をあびせる人々。「すみません」と泣きながら謝るしかない妻が気の毒。
 脚本を書いた笠原和夫は、戦争の悲劇のもとは明治維新以来の天皇制という体制が元凶だと断言している。
 これは三部作『二百三高地』『大日本帝国』でも一貫した主張だ。
 護憲を言う人たちの多くが天皇擁護である。そのための護憲と言ってもいい。天皇制が無くなれば、「天皇の軍隊」ではないから9条なんていらないということになる。このブログの主張のように、国民の軍隊になるのだから。
 天皇を語らずに戦争も平和憲法も語れない。天皇制がある限りへ憲法9条は不滅である。 
Commented by masagata2004 at 2009-06-23 10:11
現憲法の天皇は、かつてのような軍の統帥権を持ちません。明治の天皇制は、国民を統合して列強に対抗する国家に成し得るため実利的に必要だったと思います。だが、後に誤用され軍部の台頭を招いた事態を反省しないといけないでしょう。9条にも統帥権が総理大臣にあると明記すれば国民の軍隊となります。
Commented by ruhiginoue at 2009-06-24 20:32
 明治維新がそもそもの間違いだった。むしろ列強に対抗するには、穏やかに封建制を廃して開国し近代化を進めるべきだった。
 そうしなかったから悲劇の時代を迎えた。そういう説があり、笠原和夫もそれに則り脚本を書いている。
 新旧憲法とも、戦前は「天皇財閥」として、戦後は国内最大の資産家としては実質的な権力者です。皇族個人は意志を発揮できないが、もともと日本の家制度は経営体であるから家族と違い個人の意思は発揮されずむしろ抑圧されるもの。
 天皇を完全に廃止しない限り、国民主権は実質存在せず、国民の軍隊はありえない。
 だから、愛国心から必死で戦ったのに日本は敗れ悲劇が生まれ、戦後はアメリカに媚びて天皇が生き残った。つまり天皇を戦犯として処刑しなければ、対米従属から脱することは不可能。
 この笠原和夫の主張を、『海ゆかば』を見て感動したなら汲み取れないといけない。
 
 
Commented by masagata2004 at 2009-06-24 20:56
天皇制に関しては女系天皇を認め徐々に俗人化していくのがいいのでは。いずれ廃止でしょう。でも、まだ早すぎるでしょう。明治維新は良かったと思います。そうでなければ、植民地になっていたでしょう。穏やかでは無理です。清廉潔白な歴史なんてありません。その時代なりのベストな選択だったでしょうから。
Commented by ruhiginoue at 2009-06-26 08:03
 徳川300年で将軍の仕事はリーダーシップではなく種付けになっていたけれど、それは皇族も同じどころかもっと弱体化していた。それを、明治天皇を『二百三高地』で三船敏郎が扮したモデルの肖像画のように似ても似つかない威厳ある顔にして作られたカリスマをでっち上げたのだから、徳川幕府で同じことをすればすむこと。明治維新は不要だった。
 


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