映画「アルプスの若大将」 こけても足の外れない板
加山雄三主演の60年代のスキー映画。スキーの舞台はスイスのツェルマットと新潟県の苗場スキー場。その他、ローマ遺跡と当時の東京の様子が観られる。古いがスキーに歌に旅情と面白味盛りだくさんな映画。
この映画は、私が最も好むスキー映画「私をスキーに連れてって」より20年以上も早い時期に製作されたもの。生まれる前の時代だから「懐かしい」を通り越して、「クラッシック」か「レトロ」な感じといっていい。驚かされるのは、スキー板が、今の時代と違い、こけても外れないというもの。こけたら骨折になりかねない。また、滑り方も腰を左右に大きく振っており、まるで雪上で踊っているような印象を受けた。カービングスキーと違い、カーブがやりにくかったということなのだろうか。
この映画でのスキーは、加山雄三自身が滑っており、吹き替えを使った「スキーに連れてって」とは、その点で一味違う感じがした。バブルの80年代とは違い、高度成長の60年代である。パンナム航空があった。学生が合宿所で鍋をかこんで箸をつっついたり、ゴーゴーで踊ったりと当時はパワーがあった時代なんだということを思わせる。
バブルの時代は、まさに繁栄がバブルで実態がないものだったので雰囲気が浮いた感じであったが、それに比べ、高度成長の時代は、質実剛健で何か新しいものをどんどん創り出していくというエネルギッシュな繁栄だったということを思わせる。また、古き良き時代の趣もあった。主人公の実家のすき焼き屋の家庭の風景。日本人の恋人を追って来日したフランス人役のイーデス・ハンソンさんが着物姿で現れ、その家のお婆さんも親父さんも着物。団結力がかたく闘争心旺盛なスキー学生。学生を叱ったり励ましたりする貫禄ある大学教授。どれも、さまになっている。今の時代では、同じようには振る舞えないと思った。
スキーシーンの舞台となったツェルマットと苗場はどちらも、私が行ったことのある場所。ツェルマットといえばマッターホルン。スイスの富士山といっていい圧倒される雪山。もう一つの苗場は、貫禄の広さなのが印象的だった。当時は、まだ、プリンスホテルのビル群がなかった時代だったみたいだ。
今年もスキーシーズンが、やってくる。もちろん、どこかに行くつもりだ。海外は無理だけど、長野、新潟、それに福島には絶対に。
しかし、うかうかもしていられない。地球温暖化で、雪が少なくなっている。気が付いたら、スキーは懐かしの映画の中の世界でしかなくなるかもしれない。そんな風にならないためにも、温暖化防止に力を注がないと。だからといって、原発は駄目だ。炭素ガスを出さない代わりに、放射能を出して地球を異常に汚染する。
この映画は、私が最も好むスキー映画「私をスキーに連れてって」より20年以上も早い時期に製作されたもの。生まれる前の時代だから「懐かしい」を通り越して、「クラッシック」か「レトロ」な感じといっていい。驚かされるのは、スキー板が、今の時代と違い、こけても外れないというもの。こけたら骨折になりかねない。また、滑り方も腰を左右に大きく振っており、まるで雪上で踊っているような印象を受けた。カービングスキーと違い、カーブがやりにくかったということなのだろうか。
この映画でのスキーは、加山雄三自身が滑っており、吹き替えを使った「スキーに連れてって」とは、その点で一味違う感じがした。バブルの80年代とは違い、高度成長の60年代である。パンナム航空があった。学生が合宿所で鍋をかこんで箸をつっついたり、ゴーゴーで踊ったりと当時はパワーがあった時代なんだということを思わせる。
バブルの時代は、まさに繁栄がバブルで実態がないものだったので雰囲気が浮いた感じであったが、それに比べ、高度成長の時代は、質実剛健で何か新しいものをどんどん創り出していくというエネルギッシュな繁栄だったということを思わせる。また、古き良き時代の趣もあった。主人公の実家のすき焼き屋の家庭の風景。日本人の恋人を追って来日したフランス人役のイーデス・ハンソンさんが着物姿で現れ、その家のお婆さんも親父さんも着物。団結力がかたく闘争心旺盛なスキー学生。学生を叱ったり励ましたりする貫禄ある大学教授。どれも、さまになっている。今の時代では、同じようには振る舞えないと思った。
スキーシーンの舞台となったツェルマットと苗場はどちらも、私が行ったことのある場所。ツェルマットといえばマッターホルン。スイスの富士山といっていい圧倒される雪山。もう一つの苗場は、貫禄の広さなのが印象的だった。当時は、まだ、プリンスホテルのビル群がなかった時代だったみたいだ。
今年もスキーシーズンが、やってくる。もちろん、どこかに行くつもりだ。海外は無理だけど、長野、新潟、それに福島には絶対に。
しかし、うかうかもしていられない。地球温暖化で、雪が少なくなっている。気が付いたら、スキーは懐かしの映画の中の世界でしかなくなるかもしれない。そんな風にならないためにも、温暖化防止に力を注がないと。だからといって、原発は駄目だ。炭素ガスを出さない代わりに、放射能を出して地球を異常に汚染する。
by masagata2004
| 2011-11-05 12:03
| スキー
|
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Comments(2)
Commented
by
ruhiginoue at 2011-11-05 17:19
温暖化は嘘という説があるけど、どう思いますか。マイケル=クライトンも書いていたし、広瀬隆氏も、温暖化データー捏造と原発推進勢力の関係を指摘する新刊があります。
0
Commented
by
masagata2004 at 2011-11-05 17:36
私は信じます。捏造説は原発推進よりも、炭素ガスを出したい産業界と危機説を元来嫌う無関心派が振り撒いたものだと思います。
私の体験記、意見、評論、人生観などについて書きます
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