21世紀とは、どんな時代?
子供の頃、まだ20世紀の真っ盛りだった頃、21世紀とは遠い未来のように思えた。今や歳も取り、中高年のおっさんとなり、21世紀は、初頭期が過ぎた。
ワークスタイルが20世紀のままというのは、パンデミック前は、そうであり、企業の大半も在宅ワークには積極的ではなかった。
子供の頃、考えていた21世紀と比べて、実際の21世紀の違いというと、思ったほど、科学技術が進歩しなかったということだろうか。空飛ぶ車なんてのが21世紀のイメージ画像として流布されていたが、そんなものは実現していない。後は、誰でもいける宇宙旅行とか。それも、実現できていない。
まあ、ある程度、予測できた情報通信分野の進化は、ほぼ予想通りとなった。ネットを使ったテレビ電話やテレビ会議とか、インターネットを使っての情報分野の革新は、予想していた通りだったが、20世紀にすでに、原形的なものは存在していた。ただ、そのおかげで現在の新型コロナによる自宅待機状態でも、仕事ができるのが当たり前になったのはいいこと。これまでは、当たり前だった長時間通勤で、同じオフィスに四六時中同じ面々と空間共有を強制されるワークスタイルから脱出できるというもの。
ただ、こんなにテクノロジーが進歩していながら、このパンデミックになるまで、ワークスタイルの変化があまり起こらなかったというのは、ある意味、社会は20世紀と変わらぬ状況が続いていたといえる。
実際、社会には、どんな変化が起こったのかというと、これも、思ったほどの変化が起こらなかったように思える。
ワークスタイルが20世紀のままというのは、パンデミック前は、そうであり、企業の大半も在宅ワークには積極的ではなかった。
つまり、ワークスタイルを変えようという発想が乏しかった。
時が経ち、未来になれば、人々の考え方が大きく変わるというものではないということは、ここ最近実感している。
政治においても、政権交代があったりしたが、結局、自民党中心に戻り、あいも変わらず利権に揉まれた政治をしている。
20世紀は、世界中で女性参政権が認められた時代であり、21世紀になると、完全なる男女同権の時代になると思いきや、metoo運動に象徴されるように、まだまだ差別は根強く、世界のリーダーの大半が、男性である。というか、女性も、そんなに男性と同じようになることを望んではいないと思える。別に無理することはないのだろう。力仕事を含めて、男性ばかりの職場に、少数の女性が入っていくというのはむずかしいだろうし。その逆もしかり。
ただ、こんな社会の変化の中、意外にも変わっていったのは、同性婚が世界中で認められ、同性愛者であることの生きづらさが軽減されていっていることだ。これは20世紀に生きていた時は、全く予想していなかった。
これはいいこと。
だけど、あんまり面白い時代ではないね。嫌なことといえば、地球の温暖化に伴う気候変動だ。世界中で予想もつかない大災害が、起こっている。もっとも、これは20世紀のツケのようなもの。20世紀から吐き出し過ぎた炭素ガスが地球の環境を壊し、21世紀になっても、その要因となる産業活動は大きな変化がない。
21世紀は、子供の頃観た未来予想のアニメやドラマのように明るい未来ではなかったということね。
そんなに希望をもたず、やるべきことだけはして、生きれるだけ生きていくか。
by masagata2004
| 2020-09-16 17:29
| マサガタな日々
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