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映画「あゝひめゆりの塔」 新たな沖縄小説を構想!

1968年の白黒映画で、映画は当時のディスコかクラブで若者が踊っている場面から始まる。

当時は沖縄が日本に復帰していない時代だったことを考えると沖縄の犠牲が戦後日本とどのように関連付いているのかを訴えているような内容である。

吉永小百合が主人公の女子学生を演じて、戦前1943年から物語は始まる。女学生たちは学徒動員令で軍事教練や軍事支援に担がれることとなる。

戦況はみるみる悪化してついに彼女たちも戦場で米軍の攻撃対象となる。

以前、ひめゆりの塔のある学徒動員の犠牲を伝えるための施設を訪ねたことがある。
映画「あゝひめゆりの塔」 新たな沖縄小説を構想!_b0017892_18181171.jpg

当時はお国のために奉仕すること、敵に捕まり捕虜になることは恥なことであり、天皇陛下のために死を選ぶべきだと教育されていた。映画の中では、生き残った若き女学生は手りゅう弾で死んでいく。

勝ち目のない戦争を起こしたリーダーの犠牲になっていく人々がいることはいつになっても変わらない。

この施設を訪ねた折に知ったいくつかのことが気にかかり、それを元ネタとして新たなる沖縄を舞台とした小説を書きたいと思った。時代設定は戦前戦中である。

気になったことというのは以下。小説の中でネタにしたい。





1.女学生が最後に観たアメリカ映画は「駅馬車」である。この映画はアメリカ先住民を野蛮な悪者として描いていた公民権運動前のアメリカの白人社会のスタンスそのもの。

2.英語の科目は戦前は必須であったが米国との開戦後、選択科目となる。

主人公は英語教師。それもカリフォルニア州に移民した日系家族の2世だった人。準主人公はその英語教師を慕う女学生たち。

いかがだろうか。沖縄を舞台にした小説はすでに2作、このブログ上で発表している。最新の作品は、この映画が公開された時代の沖縄が舞台の一つとなっている。

今度は、そこからさらに古い時代。構想中ということなので、まだまだリサーチしないといけないことがある。だが、出だしと結末はすでに出来上がっている。この映画の結末とは違うものとなる。最後にいう台詞は" I surrender!"

乞うご期待!

by masagata2004 | 2022-07-05 18:40 | 沖縄 | Trackback | Comments(0)


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